約 4,895,866 件
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/2633.html
2017年夏イベント「デッドヒート・サマーレース」で実装された期間限定の星4アサシン。 ステータスはバランス型。他の星4アサシンと比べてHPが高くATKが低めとなっている。 しかし、Q3枚構成が多いアサシンの中ではA2Q2B1とアーツ寄りの性能をしている上に、後述する第3スキルのおかげで素殴りの火力差は感じづらい。 カード性能は標準的。Aが2hit、Qは3hitのため、稼げる星もNPも多くはないが少なくもない。 星出しには期待せず、A始動ボーナスのためのカード供給やArtsチェインの確率を上げてパーティ全体の宝具回転を上げる役割を任せることができる。 キャスター時と秩序・善なのは共通だが属性は地→天に変化している。 スキル 【スキル1】白き御衣 A CT 7-5 ナーサリー・ライムの持つ「変化 A+」とほぼ同様のもの。 スキル使用時、特に1ターン目は最大60%と非常に高い防御力を誇る。CTも短めで取り回しが良い。 【スキル2】ビーチパニック EX CT 9-7 ターゲット集中&最大2000のダメージカット状態を自身に付与する。 第1スキルと合わせるとボスからのクリティカルすらかすり傷に抑えられるほどの耐久力を得られる。 持続1Tに加えてCTは7~9Tと持続的なフォローは苦手なので使い所は吟味しよう。 【スキル3】熱砂の王道 A CT 8-6 自身の火力とNP効率を引き上げる優秀なバフスキル。 攻撃力の上昇値は、諸葛孔明の持つ「軍師の指揮 A+」、NP獲得量は限凸した天の晩餐とそれぞれ同等と良好。 宝具威力アップも攻撃力上昇と乗算になるため実質1.56倍となり、数値だけを見れば「魔力放出 A」以上となる。 CTも効果の数や倍率の割に短いので、平凡なNP効率とアサシン故の低火力を補える。 宝具「 穢れを漱げ、青く美しきナイル (スネフェル・イオテル・ナイル)」 全体攻撃Arts宝具。アサシンの全体宝具は貴重。 ダメージ前に即死&ダメージ後に敵全体の防御ダウン。 Arts属性で全体に3hitずつするため、攻撃で敵の数×7~10%程度のNPを回収することができる。 しかし、即死した敵からは攻撃hitによるNP回収ができない仕様には注意。 総評 総じて、攻防共に優秀な自己バフと雑魚の露払い能力を備え、いざという時には盾役もこなせる万能型。 火力や防御性など一方向に突き詰めた運用方針を目指すと器用貧乏になりがちだが、カード構成やライダーの攻撃からの盾になれる点でキャスターとの親和性が高いのは魅力的。 尖った部分を持たない代わりに仕事するための要素は単体で持ち合わせているため、クエストや編成に合わせた礼装選択で必要なところを伸ばすようにすると扱いやすい。 エースとサポート役キャスターを3waveまで護送しながら、彼らのためのAカードを供給しよう。 同じく星4アサシンで全体宝具&ターゲット集中持ちのスカサハ〔アサシン〕がライバルとなる。 宝具レベル5が基本のスカサハは瞬発力ではほとんどの場合こちらに勝るが、Artsによる宝具回転と本体の耐久性の高さで十分に差別化出来る。 瞬間火力と星が必要ならスカサハを、持続的な火力回転と落ちない盾役が欲しいならこちらを起用するのが良いだろう。 相性の良い概念礼装 礼装はフォーマルクラフト等のArts上昇系か、場持ちの良さを生かせる2030年の欠片などの毎ターンスター獲得系がおすすめ。 防御性に着目する場合は鋼の鍛錬も可。 とはいえ様々な役割をこなせるので自身の運用に沿った礼装をつけるのが良いだろう。 敵からの攻撃が熾烈になってきた昨今では、ぐだぐだ看板娘と第2スキルを順に使い、確実に4Tの間ライダーからキャスターを守る運用も面白いかもしれない。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2129.html
登録日:2009/10/05(月) 02 38 06 更新日:2024/04/14 Sun 23 11 26NEW! 所要時間:約 19 分で読めます ▽タグ一覧 FGO Fate GO TYPE-MOON Zero stay night アサシン サーヴァント ザバーニーヤ ハサン・サッバーハ ハートキャッチ 不遇 人気 今日もどこかで仮面が割れる 仮面 全員で一つの名前 呪腕のハサン 妄想心音 暗殺者 気配遮断 EX 真アサシン 稲田徹 空気キャラ 裏方 \アッサシーン/ もとより暗殺者(われら)は影に潜むもの。 そのような役割に選ばれる英霊など、初めから存在しない。 『Fate/stay night』に登場する、第五次聖杯戦争での本来の暗殺者のサーヴァント。 CV:稲田徹 『Fate』シリーズ全体における「アサシンクラスのサーヴァント」については、こちらの項目で。 ●目次 ○データ ○概要 ○真実 ○人物不遇ポジション ○戦闘能力◆宝具◇妄想心音(ザバーニーヤ) ○本編での活躍「Heaven's Feel」(間桐桜ルート) ◆『Fate/Labyrinth』 ◆『タイガーコロシアム』 ◆『Fate/Grand Order』性能(呪腕のハサン) 人物(呪腕) 第一部第六章「神聖円卓領域キャメロット」 その他のイベント ○データ ◆ステータス プロフィール 身長:215cm(この身長は自己改造分も含む) 体重:62kg 誕生日:不明 血液型:不明 イメージカラー:白(月光) 特技:隠密、忍耐、スリ 好きなもの:自分用のダーク、忠義、寝正月 苦手なもの:自分以外 天敵:自分以外の歴代ハサン18名 属性:秩序・悪 パラメータ 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 B C A C E C ◆クラス別スキル 気配遮断:A+ 完全に気配を断ち、発見することは不可能に近い。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ◆保有スキル 投擲(短刀):B 短刀を弾丸のように放つ能力。威力はアーチャーの矢に匹敵する。 風除けの加護:A 風の魔術に対する耐性。 砂漠で活動する事の多いハサンにとって、暴風(ジン)避けの呪いは必須。 作中では風王結界を無効化した。 自己改造:C 自身の肉体に異なるモノを付加する。ランクが高い程、正純の英雄から遠ざかる。 真アサシンは悪魔の右腕を自身に付け加えている。 ○概要 顔に髑髏の面をつけた、長身で全身黒タイツの男。 体格は筋肉質とも骨が浮き出たガリガリとも言い難く、どこか不気味で異質。 登場当初は死神のような黒いローブを見に纏っていたが、セイバー戦でいつの間にか脱げていた。 劇場版では終始ローブ姿のまま活動をしており、黒タイツ姿を晒す事は無かった。 最大の外的特徴は「自己改造」スキルで得た、恐ろしく長い真っ赤な「悪魔の右腕」。 この腕はシャイターンの右腕を改造により自身に付け加えたもの。普段は折り畳まれた腕を黒い布でグルグル巻きにして隠している。 宝具の真名開放により赤い腕が露出し、一直線に対象の胸まで伸びていく。 当初は外法召喚が原因でカタコトでしか話せないオツムの弱い子だったが、ランサーの心臓を食らうことで大幅パワーアップして尚且つオツムが成長する。 この時の成長前と成長後の稲田氏の絶妙な演じ分けは是非注目していただきたい。 ○真実 真名はイスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の一人「ハサン・サッバーハ」。彼はその歴史の中で1273年頃に在位していたとされる。 ハサンは襲名制という都合上、後のシリーズに登場するハサン達との呼称の区別のため、『FGO』にて「呪腕のハサン」という二つ名が設定された。 マスターは間桐家当主である間桐臓硯。 第五次聖杯戦争ではアサシンの座に佐々木小次郎がいるが、あちらはキャスターの不正召喚によるイレギュラーなアサシンであり、元来呼ばれるべきアサシンとは、この真アサシンのことである。 冬木の聖杯戦争で召喚されるアサシンは「アサシンと言うクラスそのもの」が触媒であるため、その全てがハサンとなる。 何故かというと暗殺教団「山の翁」の長が代々「ハサン・サッバーハ」を襲名した結果起こった状況であるため。(*1) また、切り札たる宝具の読みは全て「ザバーニーヤ」。自らの奥義を共通する名前に隠しているとされる。 【各作品に登場する色んなアサシン】 ◇『空想電脳』のハサン(Fate/hollow ataraxia) 「夜の聖杯戦争」で第三次聖杯戦争に参加したと思われるハサン。 子供のようなサイズだがその敏捷性はやはり異常で、バゼットのラッシュを平然と躱してのけ、 逆にパンチを繰り出した彼女の腕にひょいと乗るや、唖然とする彼女に手を伸ばし、宝具『空想電脳』(ザバーニーヤ)で殺害した。 ちなみにこの宝具は「敵の脳を爆弾に変えて起爆させる」というもので、バゼットは生き返った直後、その時のことを思い出して気分を悪くしていた。 なお、マスターは人形遣いだったという。 ◇百の貌のハサン(Fate/Zero) 第四次聖杯戦争では19代目の「百の貌のハサン」が登場。 詳しくは該当項目へ。 ◇静謐のハサン(Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ) 『Fate/Prototype』の前日譚であるこの作品には体液すべてが猛毒である「静謐のハサン」が登場。prprしたら余裕で死ねる。 詳しくは該当項目へ。 ◇初代ハサン“山の翁”(Fate/Grand Order) 初代の山の翁であり、「初代にして最後の翁」と歴代のハサンからは呼ばれる。 2代目以降の襲名により名乗られる「ハサン・サッバーハ」ではなく、本来の意味で「ハサン・サッバーハ」の真名を持つ者。 詳しくは該当項目へ。 ◇煙酔のハサン(Fate/Grand Order) キャラとしては未実装だが第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』で登場。 碌に実力も見せることもなく退場したが、実際には歴代ハサン・サッバーハの中でも「暗殺技術は初代に次ぐ」と称される程の指折りの暗殺者で、 世界を「酔わせる」ことで敵の攻撃と自分自身を煙のようにかき消してあらゆる攻撃を透過する宝具「異想追憶」の使い手だったと別の作品で明かされている。 ◇アサシン(Fate/strange fake) 正確にはハサン・サッバーハではなく、名前すら与えられず、狂信者と言われた女性。 ハサン・サッバーハではないため、髑髏の面をつけておらず、素顔がある。 『百の貌のハサン』と同じ時代に生きた女で、生前はアサシン教団の中でも狂信者と言えるほど異常に高い信仰心を持った信者だった。 ハサンを目指して凄まじい修練を重ねた結果、歴代ハサンの全てのザバーニーヤを再現できるほどの実力を有したが、所詮はパクリという事でハサンを継ぐ事はできなかった。 尚、百の貌の「妄想幻像」は同世代だった為、会得の為の修練をしておらず使用できない。 選ばなかった理由には数年で全てのザバーニーヤを会得した彼女の愚直さ、その才能を恐れた事や、暗殺者でなく戦士としての側面が強い事が理由らしい。 実際2巻ではアサシンのクラスなのに正面から敵陣に乗り込んでいたりする。更に言うとザバーニーヤを多数の人前で大盤振る舞い使う時点で歴代のハサン・サッバーハを冒涜している。 聖杯や歴代ハサン達を惑わす聖杯戦争そのものこそ嫌っているが、異教徒に対しても敵意を向けられない限りは殺人は行わず、「将来同じ宗派になるかもしれない」として改宗をすすめる程度に留まるなど良心的。 彼女自身はハサンに選ばれなかったことに自分のまっすぐすぎる性格という事情もあったとは露にも思わず、ひとえに自分の信仰心や能力が足りなかったせいだと思っている。 サーヴァントとして召喚されたが、イスラムの神は杯など持たないとして召喚したマスターのジェスターを殺害。 以後は異端の魔術師を排除し、かつての長たちをも惑わした『聖杯戦争』そのものを破壊するべく行動する。 ……ちなみに、同じく召喚されたランサーのエルキドゥとは、天敵と言ってもいいレベルで相性が致命的に悪い。 なぜかと言うと、エルキドゥは近距離での同ランクまでの気配遮断スキルを無効化する『気配感知(A)』スキルを保有しており、そして彼女の気配遮断スキルランクはA-。 アサシンの持ち味である気配遮断スキルが、エルキドゥ相手には完全な死にスキルになってしまうのである。 そのため暗殺を狙うのはほぼ不可能であり、かといって今作最強レベルの実力を持つエルキドゥに真正面からのガチンコを挑むなど、無理ゲーにも程がある。 2巻ラストではよりにもよってそのエルキドゥが拠点にしている森へと足を踏み込んでしまった……先行きがあまりに不安である。 ◇真アサシン(Fate/strange fake) 『strange fake』2巻ではなんとクラス欄に「真アサシン」と表記された2体目のアサシンが登場。 影灯籠:ランクA 影と同化し暗闇から魔力を得る事ができ、令呪を用いられなければマスターへのステータス隠匿も可能 気配遮断:ランクEX 世界そのものと同化。攻撃に転じる時はA+にダウン のスキルを保有する。 この2つのスキルが凄まじく、これにより世界と影に同化する事ができ、 なお且つ影灯籠によって、暗闇にいる限りマスターの魔力供給は不要で姿は見えず気配を感じず消費魔力は低燃費の可能性も秘めているサーヴァント。 そのため召喚時にはマスターも姿形を認識できず魔力が通じ合っているのかすら分からなかったため召喚に失敗したと思い込むほど。 初めての会話シーンも暗闇の中にまぎれて登場しいつの間にかマスターの背後に回り、信念を問い、 また暗闇に消えてゆくという純粋な暗殺者らしい雰囲気と死神の如き大物感を漂わせている。 SNでは活躍はしたものの他の人物たちに良いところをもっていかれ、 Zeroでは活躍できるスペックをもちながらも活躍できず、 Apoでは登場すらできず、 CCCではAUOジョークのネタにされる等、 いまいち活躍に恵まれなかったハサン界に現れた超新星。 上述した通りアサシンの天敵であり暗殺不可能と思われていたエルキドゥにすらも暗殺を仕掛けられるという、思わぬダークホースの出現である。 女アサシンとの絡みを含めて今後の活躍が期待される。 ちなみに後書きによるとステータス自体は歴代ハサンよりは低めらしい。 また、登場こそしないが、イスラムと敵対したことがあるリチャードが、当時のハサンについて語る場面がある。 戦場に乱入してきた死徒を討伐するために、リチャードや彼の好敵手と共闘したそうだが、 狂信者によれば戦争後に「リチャードは恐ろしい」と周囲に言いまわっていたらしく、そのエピソードが彼女の世代まで語り継がれるほどにリチャードを恐れていた様子。 同胞のためとはいえそんな男と共闘するあたり、仕事に私情を挟まない人物だったと推測できる。 ◇耀星のハサン(Fate/Grand Order) オーディオコール奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』にて登場。静謐のハサンの先代のハサン・サッバーハ。 一人称は「オレ」の少年で、努めて冷徹にして怜悧な言動を心掛けている一方で、感受性の「最後のかけら」を暗殺者の長となってなお拭い去れず、 ドライな言動の節々に面倒見の良さが見え隠れする。 如何なる事情か、本来はアヴェンジャーのクラススキルである「忘却補正」のスキルを所持しており、かつて召喚された時の記憶を持ち込んでいる。 ◇『Fate/Apocrypha』 14騎が競う聖杯大戦においては、残念ながら微塵もハサンの出番は無い。 この世界では冬木の大聖杯が強奪されたことで聖杯戦争の儀式法が大部分流出してしまい、世界各地で最大5騎規模の亜種聖杯戦争が多発している。 その過程で、19人全てのハサンの能力は完全に露呈してしまった(この頃は初代ハサンの設定が無かったため、この世界の初代ハサンがどうなっているのか不明)。 が、マスター殺しのプロたるハサンはそれでも尚脅威であり、 まずこのハサン対策、そしてハサンを引いた人間はハサン対策をどう掻い潜るかが、聖杯戦争の第一段階における目玉となっている。 下手すれば接近戦に持ち込まれて即敗退するが、亜種聖杯戦争の中には、たった3日でハサンとそのマスターが全マスターを殲滅して優勝したケースもあるという。 今、ハサンが熱い。 ……が、今度は逆に、対策され尽くしたハサンから、敢えて抜け出す別の博打に出る者も出てきた。 このハサンは「(聖杯に絡む)西洋基盤に基づく英霊」の中から、「暗殺者という概念ないし単語そのもの」を触媒にしているために、 暗殺者クラスでは決まって彼ら19人のうちの誰かが召喚される。 しかし、召喚の際に詠唱を工夫し、更に具体的な触媒を用意すれば、別の暗殺に長けた英霊を召喚することも可能。という裏技が発見された。 そんな訳で、この聖杯大戦における彼らの出番は無かったという訳である。 やはりハサンは熱くなかった。 ちなみに『Fate/EXTRA CCC』にて「アーチャー」は最高のクラスと断言した人によれば、 「ハサンとはサーヴァント界一不遇な者の名」 らしい。 おまけのこの人には「破産」と「ハサン」をかけた実に下らない(言った当人はセンスがあると思っている)AUOジョークのネタとして使われた。 まあぶっちゃけアヴェンジャーのアンブッシュで即死させられた慢心王が何を言ってるんだっていう話でもある ……え?ハサンより暗殺上手そうなアーチャーがいるって?知らんなあ。 ○人物 数百年の妄念か。私には理解できぬが──── 魔術師殿は、この私のマスターに相応しい。 よかろう。人として扱われなかったモノ同士、共に永遠を目指すとしよう──── 今回聖杯戦争の召喚に応じたのは、間桐臓硯の目的「不老不死」が自身の目的と似通っていた為。 聖杯にかける望みは、生前捨てた自らの顔と名前を取り戻し、一人の「ハサン・サッバーハ」として己の名前を永遠に残す事。 一見意思疎通なんて到底不可能っぽい外見だが、実際はマスターを絶対に裏切らず、命令には忠実で義理堅い性格。(*2) だからといって決して彼が善人という訳では全く無いのだが、自分自身に課したルールは必ず守り通すため、真アサシン自身は悪人であっても外道では無い。 臓硯の悪行に文句も言わず感情も持ち込まず、淡々と手を貸すのもそれが「マスターの命令」であり、あくまで「仕事」として行なっているからである。 皮肉なことに、マスターとの関係は第五次参戦サーヴァントの中でもトップクラスに良好であった。 そのため、「英霊の格は低いが、仕える者としては間違いなく一流」と評される。ある意味彼こそ本当の意味で「Servant(召使い)」だと言えるかもしれない。 不遇ポジション と に か く 不 遇 。 登場するのが桜ルートのみである為、『SN』に登場するサーヴァント達の中で最も影が薄いと言ってもいい。なにもそこで「気配遮断」スキル発動しなくても…… 同ルートの映像化が長らく行われなかったため、「映像媒体で稲田ボイスで喋って動く真アサシン」が観られたのは2017年の劇場版公開まで待つしかなかった。 更に『hollow ataraxia』では五次英霊の中で、唯一の未登場。(花札の絵柄では登場したが) 格ゲーの『unlimited codes』では五次英霊の中で、やっぱり唯一の未登場。 『プリズマ☆イリヤ』シリーズでも、五次英霊の中で唯一クラスカードとなっておらず、(*3)あのお祭りアニメである『Carnival Phantasm』ですら出番は一瞬ポッキリで、台詞すら無い。 しまいには姿が似ている上に先に映像化された『Fate/Zero』の影響で、各方面からザイードさんと間違われる始末。 おまけに『カプセルさーばんと』では百の貌のハサンにポジションを奪われる。 ……などなど、真アサシンの不遇伝説を語り出せばキリがない。 こうしてアサシンどころかハサンの中でも不遇枠と言う型月ファンからの印象で彼のイメージは固定され続けていた…… ○戦闘能力 素早い身のこなしから繰り出す、不意打ち・闇討ちなどが主戦法。これぞ絵に描いたようなアサシンといった感じ。 主武装は「ダーク」と呼ばれる黒塗りの短刀。 これを闇に紛れて正確に投擲するため、視界でその軌道を捉える事は非常に難しい。 また投げたダークは愛着か戦闘後全て拾って回収してるらしい。かわいい だがしかし、文字通り暗殺を主体とし、正面きって戦闘する訳じゃないので当然といえば当然なのだがぶっちゃけ全サーヴァントの中でもかなり弱い。 その弱さはパラメータ上は大きく勝っているアーチャー相手に白兵戦で歯が立たない程。 劇中ではセイバー、ランサーなどの強豪を破ってはいるが、その全てが影の協力と不意打ちによる勝利である。 更に、霊格がかなり低い英霊なので、サーヴァントに選ばれるような英霊の大半が備えている再生能力の類も持っていない。 その代わり、ハシシ(*4)を用いて痛覚をなくしている。 それでもアサシンとしての意地か、「佐々木小次郎相手なら確実に勝利を納めることが出来る」と作者に言及されている。 小次郎が変則的に召喚された亡霊な所為で、呪いの類である彼の宝具への耐性が他のサーヴァントに比べて圧倒的に低く、防ぐ術が無いからである。 ただし、ただの幽霊である小次郎は心臓を破壊されてもすぐには死なず、「燕返し」で相打ちに持ち込まれる確率も高いとか。 結局、単体で完勝できるサーヴァントはいないという涙目っぷりである。 ◆宝具 ◇妄想心音(ザバーニーヤ) 心得た。 魂なぞ飴細工よ。苦悶を零せ―― 『妄想心音(ザバーニーヤ)』!! 疑似的に作り出した鏡像の心臓を握り潰すことで、対象の心臓も握り潰す。呪いの藁人形に近い呪殺宝具。 暗殺に用いるには非常に強力でありサーヴァントが防ぐには、高い魔力のランクかもしくは幸運のランクが必要。 ゆえにどれだけ防御力が高かろうが、どれほど素早く動けようが、どうあっても対処は不可能とのこと。 言峰曰く、呪いへの耐性でも対抗は出来る模様。 呪いへの耐性に繋がる霊格の高い相手には効きにくいようで、特に高い神性を持つ英霊や幻想種の類(*5)宝具を使用すると、効かないばかりか逆にダメージを負ってしまうこともある。 (作中で神性:Bのランサーを殺しているが、呪腕でランサーの心臓を直接引きずり出したため、鏡像の心臓を潰す呪殺が神性:Bに対して有効なのかどうかは不明。) ○本編での活躍 「Heaven's Feel」(間桐桜ルート) 前述の通り、本編では桜ルートにのみ登場。 元々は別のマスターが真アサシン(このハサンかは不明)を召喚しようとしていたが、本編開始より少し前にキャスターが違反召喚するために殺害していたらしい。 序盤にて、佐々木小次郎を媒体に間桐臓硯が外法をもって召喚した。この所為でこのルートにおいての小次郎は、士郎たちとは一度も相見える事なく消滅している。 存在に気付いたランサーと柳桐寺境内で対峙するが、柳桐池へと誘い込み、桜の影を利用して罠に嵌め、「妄想心音」を使い勝利する。 抜き取ったランサーの心臓を喰い、パワーアップを果たす。 だが、倒す際に呪腕を使ったのが後々の伏線になる。 セイバーとも桜の影と地形を利用したとは言えども善戦、これに勝利。 終盤、イリヤを救出するためにやってきた言峰綺礼、衛宮士郎を追撃。 殿を務めた言峰と刃を交戦、終始有利に戦いを進めるも最後の最後で言峰に宝具の能力を逆手にとられて宝具が不発。 黒鍵で動きを止められてしまった。 そしてやっとこさ臓硯のもとに戻ったと思ったら、今までの活躍は何だったのやら、実に呆気なく黒桜に殺され物語から退場しまった。 なお、よく勘違いされるがコンマテによると葛木宗一郎を殺害したのは彼ではなくキャスターの模様。 どうやら臓硯の策略にかかり殺してしまったらしい。 尤も、具体的にどうやったかはきのこも考えていないとか(後の映画版や漫画版では補足された)。 因みにコレで本領である暗殺も出来ていないことが判明したりしちゃってる。つくづく不遇である。 劇場版では展開がアレンジされた結果、活躍・戦闘シーンが増えた。 特に第一章ではランサー相手に新都の高速道路やビル群を巻き込んだ大立ち回りを展開。同作におけるベストバウトシーンとして評価が高い。 また、原作では不可能だった葛木の殺害に成功しているほか、キャスターに瀕死の葛木を盾に破戒すべき全ての符を使わせ「アサシン」との契約を解除させている。 ◆『Fate/Labyrinth』 外伝作品の『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』の外伝、『Fate/Labyrinth』ではこれまでの不遇な扱いから一転、メインキャラに大抜擢。 外伝とはいえ、Fate各世界観の垣根を超えた作品の中からFateの顔セイバー、CCCにも出演したニヒルな人気者アーチャー、 魔術師としての技量なら現在でもサーヴァント随一のキャスター(Fate)と共に選ばれたのは正しく名誉と言えよう。 ちなみに彼が選ばれたのは、RPGでいう「盗賊(シーフ)」のポジションとして選ばれたかららしい。 作中でも愛歌&セイバーコンビと他のサーヴァントの共闘の橋渡し役を担ったり、アーチャーとは役割り的にも気が合うのか絶妙なコンビネーションを発揮したり、 原作でまさかの格上キラーとして活躍した妄想心音も健在で人が変化した魔物とは言え次々と心臓を抉り出したりと大活躍。 仕事人な性格と戦闘面での実力が今まで以上に描写される事となった。 さらにはもう一人の主人公と言うべき少女から「英雄」「高潔なひと」「天使」と絶賛されるなど今までの鬱憤を晴らす評価ぶりである。 ◆『タイガーコロシアム』 「たいコロ」では最もマトモな人、であり被害者。 正義の味方ジャスティスハサン。 「この頃流行りの暗殺者~ 背骨の浮き出た暗殺者~ どっちを向いてもハサ……ん?」 ◆『Fate/Grand Order』 前述したとおり『FGO』にて「呪腕のハサン」という名称で実装。 レアリティは☆2、Arts 1/Quick 3/Buster 1のアサシンのテンプレ構成。宝具はQuick属性の単体宝具となっている。 ストーリー上では序章特異点Fにシャドウサーヴァントが出現する……、が、ぶっちゃけるのならば本編同様かませの扱いでありあまりぱっとしない。 性能(呪腕のハサン) …が、その性能は低レアでありながら非常に使い勝手が良く、FGOにおけるレアリティ詐欺枠の一角に位置している。 特に霊基再臨三回目にて修得する、クー・フーリンの矢避けの加護と同系統のスキル、風避けの加護(3回回避&スター発生UP付与)が非常に強力。 あちらと同様に「とりあえず回避」といった形で気軽に使えるため非常に便利で、このスキルのおかげでHPが倍近いような高レアと共に戦って彼だけ生き残ることも珍しくなく、強さの源となっている。 それ以外のスキルも回転率の良いスター発生、クリティカル威力UPと無駄がない。 そしてもう一つの決定的利点が、敵単体を高確率で即死させる宝具を持つこと。 実はこの「高確率即死」効果を持つ宝具の使い手は非常に少なく、彼の他には初代様と魔眼使い、対象を限定される上姉様の3名だけ。スキル込みで実質高確率即死宝具を使えるのも魔眼使いの別人格と鏡持ちの二人が増えるだけであり、彼(女)らより若干確率が低いとはいえ低レアリティでは彼だけの専売特権。 オーバーチャージで更に即死確率を上げることが可能で、流石にサーヴァントには通りづらいものの本作にはサーヴァント以外の強敵(例・デオンクエのHP6桁の亡霊)もごまんといるためそれらを相手にするには心強い。 本来人間にしか効かないはずなのだが、今作ではドラゴン、キメラ、ワーウルフ、はては心臓のないはずの機械やらゴーレムやら既に死んでいる亡霊やらゾンビやらまで即死させてくれる。 一体何を引き抜いているのか…あとゲイボルクより心臓を貰い受ける確率が高い また、即死を外したとしても単体宝具であるため威力もそこそこ高い。 2015年11月5日のアップデートでQuick、クリティカルスターの強化が行われたため即死狙いでなくともクリティカルスター発生要員としての運用も可能になった。 礼装は宝具連発ならば天の晩餐、ハロウィン・プチデビルが、Quick強化ならばイマジナリ・アラウンド、ガンドがお薦め。 ☆2でありコストが4と低いため、様々な礼装で補強できるのも彼の魅力である。 2018年8月3日(*6)に「投擲(短刀)」スキル強化がなされ、獲得するクリティカルスターの数が増えただけでなく、ターン終了時に同じ数だけクリティカルスターを獲得する様になった。 発動ターンだけでなく次のターンにもスターを供給出来るようになった為、風避けの加護による場持ちの良さも併せてスター供給役としての仕事に磨きがかかる良強化となった。 さらに、このスキル強化後は名前が変化し「投擲/回収」となる。 前述した「投擲したダークを戦闘終了後に回収している」と言う設定がまさかの再利用を経て実用性の高いスキルに昇華された事に驚いたマスターも多かった。 更にその3年後の2021年8月3日には宝具強化が実装され、威力アップに加えて即死成功時に攻撃力アップ(3T) NPリチャージが追加された。 特にリチャージ量は破格の50%なので味方次第では連射も視野に入る様になり、即死が刺さる相手には一層強くなった。即死が刺さらない相手であっても威力アップの恩恵は大きいため完全には腐らない良強化を受けた。 元ネタはおそらく原作にてランサーの心臓を喰らって強化された場面だろう。 弱点は低レアゆえのステータス、特に攻撃力の低さであるが、スキルや宝具である程度は補えるためそこまで気にならないだろう。いっそのこと星出し要因と割り切れば攻撃力不足も気にならなくなる。 もう一つの弱点というか難点としては、第三段階の霊基再臨およびスキル上げに何かと需要の多いレアアイテムである『無限の歯車』を使用するところか。 第四特異点実装以後は手に入りやすくはなったものの、それでも出ないときにはとことん出ない。 まあ、ぶっちゃけ大体のサーヴァントの第三、第四段階の霊基再臨ではレアアイテムに頭を悩まされるので、これに関してはハサンだけの難点ではないとも言えるが。 第一特異点と第三特異点ではワイバーンを始めライダークラスの敵が大半を占めているために佐々木小次郎同様、手に入れやすい低レアアサシンであるために大活躍してくれる。 フレポガチャで手に入るためにお財布に優しく入手も比較的容易であるため、初心者から上級者にまでオススメなサーヴァントとしての地位をFGO初期から現在まで不動のものにしている。 人物(呪腕) キャラクターマテリアルでは、『戦闘力はともかく仕える者としては間違いなく一流』と太鼓判を押されおり、 実際に絆レベルが上がるとマスターの工房をこっそり掃除してくれたりと気さくで忠義心の厚い面を見せてくれたりもする。 また幕間の物語ではローマの治安を護る必殺仕事人ジャスティスハサンとしてローマ皇帝に絶賛された。 ……ちなみにギルガメッシュに関しては、「すぐに裏切る不埒者故、すぐに契約を切るべきですぞ!」と、 (面識はほぼないのだが)相当嫌っている様子。…まあCCCであんなこと言われれば、ねえ…? 性能・キャラクターの両面で、上記のように不遇の代名詞とまで言われたハサンの印象からすればとても信じ難い好評を得ることとなったのだった。 第一部第六章「神聖円卓領域キャメロット」 そして満を持して第六章「神聖円卓領域キャメロット」にて、味方側のキャラの一人として大抜擢。 その良識ぶりでパーティーの先導や緩衝材として良い人ぶりを遺憾なく発揮し、山の民を守る山の翁としての面目躍如を見せた。 同様に召喚された他のハサンがチョロいドジっ子や色んな意味でメンタルの危うい子だったりするのでことさらその渋さが際立つ。 また、これまで明かされなかった「呪腕のハサン個人の来歴」にも触れられており、 若さから自分の名を山の翁の一人として歴史に残してみせようと躍起になり、顔や名前、愛した女さえも捨てて山の翁となったのだという。 山の翁となるには他の者が持たない独自の才覚が必要となるが彼にはそれがなかったため、それを外から補おうと試みた結果が宝具である移植したシャイタンの腕であった。 なお、移植の副作用として通常の食物などをあまり受け付けない体になっているとのこと。 聖杯に唯一のハサンになることを願っているのは、 「自身の名を残したいがために当代のハサンになった結果、何人ものハサンの一人に埋もれるいう境遇に陥ってしまうとは思ってもみなかった」という理由らしい。 最終手段としてシャイタンの腕を制御している呪いを解除し、捕まえた相手と自分を腕に喰い殺させるということも可能ということが判明した。 ただし、これによって腕はハサン本人と相手を取り込み、魔神シャイタンとして受肉してしまうという危険なデメリットがある。 あまりの活躍っぷりに6章タイトルと引っ掛けて「輝く腕の(アガートラム)ハサン」などと呼ぶファンも(本来のアガートラムの持ち主ベディヴィエール卿も大活躍しているのだがそれはそれとして) + ... 最後に明かされた本名はハナム。かつて愛した女性の名前はサリア。 彼が翁として生きた時代に召還されたことと、ある事情からハサンとしての資格を失ったことで特異点に留まり続けることとなり、 彼女が遺した子ルシュドとボロボロになった山の民を庇護し続けることとなった。 誤解のないように言っておくと、ルシュドはサリアが聖地の家に嫁いで産んだ子であり、ハナムとの血の繋がりは無い。 彼にとっては飽くまでかつて愛した人が遺した子である。 その他のイベント 2018年夏イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』 主人公にも「ハサンさん」と呼ばれている。 謎のフォーリナーハンターXXが鎧をサバフェス会場にて起爆させ全てを破壊しようとした際に、身を挺して鎧を遠くに持って行った。 そのまま鎧の起爆に巻き込まれ、ハサンさんの挺身にジャンヌ・オルタらもしんみりとなったが… 普通に戻ってきた。 なんと「風除けの加護」のおかげで爆風も無効とのこと。 2019年正月イベント『閻魔亭繁盛記』 静謐のハサン、百貌のハサンと共に閻魔亭に来訪。 閻魔亭を楽しみにしていたが、突如現れた初代ハサンから「寝正月という“怠惰・堕落”が好きな不届き者がいるらしいな」と遠回しに注意され冷や汗をかいていた。 食事は出来ないが、おひたし程度は食べられるとのこと。 宴会で皆が芸を披露する中、初代ハサンが「首切り芸」を披露しようとするのに巻き込まれ困っていた。 妄想心音(項目編集)!! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 反対意見もなかったようなので、コメント欄のリセットを行いました。 -- 名無しさん (2017-08-05 23 42 12) 劇場版HFでは普通に葛木の殺害に成功してたな しかもキャスターまで倒す大金星 -- 名無しさん (2017-10-16 16 52 55) 原作の真アサ&臓硯のキャスター陣営壊滅の手口が知りたい人は作画・タスクオーナーの漫画版Fate/stay night【HF】を読もう -- 名無しさん (2017-10-16 17 01 52) 劇場版でもさすがに神を讃える言葉は聞けなかったか -- 名無しさん (2017-10-16 17 34 28) 実はプリヤのクラスカードでも慎二が使用した場合は呪腕になる どうもアサシンのクラスカードは歴代ハサンと繋がってる設定だったらしく美遊が使用すると静謐になる -- 名無しさん (2017-10-16 18 12 34) 呪腕のハサン先生は出番少ないだけで登場すればめちゃくちゃカッコいいですよね。 -- 名無しさん (2017-11-01 18 53 24) FGOでハサン先生育ててみた。レベル65で止まるのはあまりにも惜しいので聖杯を3個使ったわ。 -- 名無しさん (2017-11-10 23 03 24) Fakeのところ、狂信者ちゃん以外に「真アサシン」がいるから紛らわしいな… -- 名無しさん (2017-12-07 16 55 37) キングハサンとfake真アサシンが出たせいでアポのアサシン対策が一気に嘘臭くなったのは草 -- 名無しさん (2018-01-05 00 03 06) ↑東出は犠牲になったのだ…… -- 名無しさん (2018-01-05 00 09 04) まあわざわざ対策されるならそんだけ厄介な相手だ、って証明でもあるんじゃないかなーと思ったり。カードゲームとかもそうだけど本当に大したことない相手なら対策なんて必要ないわけで -- 名無しさん (2018-01-15 09 17 12) すっごい今更なんだけどさ、この内容なら項目名「ハサン・サッバーハ(Fate)」 -- 名無しさん (2018-01-23 12 12 39) ↑に変えた方がよくない? -- 名無しさん (2018-01-23 12 13 20) 自画像がカエルな漫画家の人曰く「新たなドラゴンスレイヤー」 -- 名無しさん (2018-02-06 21 37 42) 完全な脇役みたいなキャラだったのに、近年の株上がりっぷりがすごい -- 名無しさん (2018-02-16 03 35 16) 劇場版でのハサン先生かっこよかったっす。 -- 名無しさん (2018-05-09 17 36 24) ぶっちゃけキングハサンのせいでFakeのアサシンの型落ち感が酷い。大層に見せてるけど、結局初代様以下なんやろ?って思っちゃうわ -- 名無しさん (2018-05-14 11 16 32) 型落ち感も何も、本来召喚すらされない無名の暗殺者とグランドクラスを比較したらそらそう見えるわというか、狂信者ちゃんは「歴代”山の翁”のザバーニーヤっぽいもの使える」ってのが持ち味だからあんな純戦闘力の塊と単純比較できないというか… -- 名無しさん (2018-05-14 14 53 16) 本気ギルとか理性ありヘラクレスとかエルキがいる聖杯戦争に参加するからには相当トンデモなのは間違いないけどな。キングハサンだってグランドじゃなく通常鯖に収まってる時は最大限よくてギルと同等かそれ以下なわけだし -- 名無しさん (2018-05-18 20 43 39) Apo世界では19人のハサン全ての手の内がバレてるらしいけど、それでも初代様の純粋な戦闘力には簡単に対処できないだろ… -- 名無しさん (2018-05-18 22 08 04) ↑グランドアサシンとして召喚したなら円卓でも袖にかけない強さだからどうにもならんが、「アサシン」として召喚したなら付け入る隙はありそうだ。 -- 名無しさん (2018-05-18 22 35 36) キャメロットの映画化するからHFに続いてまたハサン先生の活躍をアニメで拝めるんだな。 -- 名無しさん (2018-08-05 23 33 45) 風であれば“爆風”すらしのぐことが判明した風よけの加護 -- 名無しさん (2018-08-11 00 05 50) ↑5最期は首を撥ねられてるけどな。キングハサンと違って召喚に応じる所も所詮ただのハサンだなぁって -- 名無しさん (2018-09-04 10 46 53) バレンタインデーのフルボイス化が決定して真っ先に思い浮かんだのがこの人。フルボイスでアレが見れるんだぜ?やばくね? -- 名無しさん (2019-01-25 19 32 50) 結局Fakeの真アサって影剥なのかな。もしそうならステータス低めってことでギフト持ちに薙ぎ払われて負けるのも有り得る話だなあと思えるんだが -- 名無しさん (2019-12-02 15 16 34) ↑fakeの真アサシンは『山の翁』のアサシンとしての全盛期疑惑がある。キングハサンの気配遮断Aが「かつて習得した物の残滓」だったり、やたら信念信念言ってきたりする所がそれっぽいらしい -- 名無しさん (2020-02-28 04 12 34) ↑初代様だった場合、今までのハサンよりステータス低いってのが引っかかるのよね。超常的な能力差し引いても初代様は狂信者ちゃん超える白兵戦能力あると思うし -- 名無しさん (2020-03-09 15 55 48) 大剣持って今の状態になる前は気配遮断全振りだったんじゃない?気配遮断を極めるだけじゃどうにもならない場面に遭遇して、別の強さを突き詰めたとか -- 名無しさん (2020-03-10 17 13 39) 美遊過去編(アニメで言う雪下の誓い)のワカメアサシンは呪腕じゃない?違うかな? -- 名無しさん (2020-08-15 23 57 48) ↑ファンの間ではずっと呪腕と言われ続けてたけど作者が公式で否定した 実際、腕の使い方が呪腕とかけ離れてる -- 名無しさん (2020-10-28 20 20 20) 正面戦闘で弱いのは事実だが、暗殺合戦である冬木聖杯戦争において真アサは決して「弱い鯖」ではないと思うんだがなぁ。 -- 名無しさん (2022-03-06 19 06 34) ↑多分真っ当な魔術師しかマスターが居ないって条件ならかなり強クラスになりそうではある 描写された三次~五次については常にイレギュラー混ざってる上に四次でも五次でも勝ち筋であるところの暗殺をかなり縛られてる感じもあるし -- 名無しさん (2022-06-22 15 23 19) 仕事に私情を挟まない暗殺者の鑑 -- 名無しさん (2023-08-22 19 29 30) 2024年になって新たなハサンが現れるとはなぁ -- 名無しさん (2024-03-26 22 29 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tokyograil/pages/84.html
コロマル&アサシン ◆devil5UFgA 「……うるさい」 新月の夜の事だった。 岳羽ゆかりが自室で勉学に励もうとしていた時だ。 静かな夜、の、はずだった。 突如、階下から激しい怒声――――いや、怒『音』が響いた。 鳴き声だ。 犬の鳴き声が、ゆかりの自室まで響いている。 この建物内に犬は一匹しか居ない。 しかし、聡明な犬だ。 余程のことがなければ、慌てふためきはしない。 「……うるさい!」 だから、ゆかりも最初は何か事件が起こったのかと思った。 駆け出すように外へと出て、コロマルへと駆け寄った。 コロマルは、空へと向かって遠吠えをあげていた。 皆が空を見上げ、その宇宙が何の変哲もない新月の空であることを確認し、首を傾げた。 動物の言語を解することが出来るアンドロイド、アイギスに翻訳させれれば『紅い月』が見えるというのだ。 当然、誰一人として新月の空に紅い月を見ることはなかった。 誰もが怪訝な顔をしながら、しかし、遠吠えを続けるコロマルを尻目に自室へと戻った。 それから、一時間、未だにコロマルは遠吠えを続けていた。 「……あー、もう!」 ゆかりはついに堪忍袋の緒が切れ、先程よりも乱暴に廊下と階段を叩きつけながら駆け下りた。 そして、コロマルへと怒声をぶつけた。 「コロマル!アンタちょっと――――」 そこで、言葉が途絶えた。 正確に言えば、怒声をぶつける相手を見失っていた。 「……コロマル?」 そこから、ゆかりの仲間であるコロマルは姿を消していた。 ゆかりは首を傾げた。 コロマルは賢い犬だ、ひょっとすると、ある一部では自身よりも。 そのコロマルの異常行動は、不気味以外の何者でもなかった。 ゆかりは空を見上げた。 月は出ていなかった。 ◆ ◆ ◆ 諸君らはニンジャをご存知であろうか。 そう、平安時代をカラテによって支配した、もはや神話存在へと化した超常の者たちである。 諸君らにとってニンジャとは、もはやお伽噺のような存在なのかもしれない。 しかし、ニンジャは実在する。 古事記に記されている通り、言葉にするのもおぞましい手段を持って人間を支配した半神存在は、実在するのだ。 『ドーモ。お困りのようだな、マスター』 突如、真昼の都会に放り出され、呆けていたコロマルへと語りかけた声もまた、ニンジャだ。 コロマルはその声の主が同種であることに気づいた。 なにせ、人間の言葉ではない。 意味こそ同じだが、それは決定的に違う音だ。 コロマルは、周囲を見渡した。 老若男女、様々な人間が歩いている。 ここは大通り、人間が居るのは自然だ。 しかし、同種――――シバ犬の存在は見当たらない。 『マスターの名は?』 「クゥーン……」 『コロマル、虎狼丸――――トラとオオカミの強さと気高さを持つものか……良き名だ』 コロマルの、通常の柴犬とは比べ物にならない知能。 その知性すらも大きく上回る、圧倒的な知性。 しかし、同時にその声はコロマルの心を揺さぶった。 恐怖で、だ。 コロマルは喉を鳴らす。 姿の見えぬ、威圧者への警戒だけが募る。 「グゥゥゥ……!」 『道理だ、すぐに姿を見せよう』 それは向かいの交差点に、突如として現れた。 コロマルと目が合う。 コロマルは震えた、恐怖に震えた。 『ドーモ、アサシンです』 原初の恐怖だった。 突如現れた狼犬とも呼ぶべき巨大な犬は、しかし、コロマルと同じシバ犬であった。 コロマルとの大きな違いはその巨躯と、身体中についた無数の傷痕だ。 その全てがコロマルの恐怖を誘った! それはコロマルが体験のしたことのない、犬種に刻み込まれた支配者の恐怖だった! 「アオォォォォォン!!!?!??」 ストライダーは空気振動を起こし、同種の犬とニンジャ聴覚の持ち主にのみ聴きとる事のできる言語を操っている。 一方でコロマルは、当然、ニンジャアニマルではない。 残念ながら、コロマルの鳴き声を翻訳することは叶わない。 我々に動物の言葉を解する能力はないのだ! 「アオーン!?ゥグゥ……アオーン!」 突如として行動が乱れたコロマル。 聡明な読者諸氏には想像がつくだろう。 そうだ、NRS(ニンジャ・リアリティ・ショック)症候群だ。 ニンジャは人間だけでなく動物をも支配していた、古事記にもそう書かれている。 コロマルの中のニンジャに対する恐怖が心中を暴れまわっているのだ! 『落ち着け、コロマル=サン』 「アオオオーーーン!」 遠吠えを続けるコロマル。 これがNRS症候群であることは、聡明なアサシンも理解できた。 故に、ただ静かに待った。 コロマルの雄叫びは続き、続き、続き――――やがて、収まった。 荒く息を吐くコロマルへと、アサシンは静かに言葉を続けた。 『私はアサシン、真名はストライダー。マスターも承知の通り――――』 アサシンのサーヴァント、ストライダーは小さく言葉を切った。 コロマルは喉を鳴らし、アサシンの言葉を待った。 『ニンジャだ』 「アゥオォォォォオーーーン!!!?」 『落ち着け、コロマル=サン』 「アゥオ、オオオォォォォォォォオーーーン!!!?」 『私は敵ではない、コロマル=サン、わかるか、コロマル=サン!』 再びのNRS症候群! ストライダーもまたこれは想定外だった。 コロマルの鋭い瞳から、ニンジャに抗えるドッグであると見抜いたからこその吐露であるというのに…… 「アオ、グゥ……ゥ……」 そんな中で、コロマルは小さく、何かを零すように息を整える。 コロマルの内側から、仮面の力が漏れだす。 ペルソナ――――己の中の己を、普遍的無意識、あるいはコトダマ空間に沈んだ己を、神や悪魔の姿で顕現させる御業。 コロマルはそんな技を身につけていた。 だからこその、異常なまでのニンジャソウルへの忌避があった。 『そうだ、コロマル=サン。コロマル=サンは詳しい、知能指数も実際高い。だからこそ落ち着け』 ストライダーは何処からか手に入れてきたらしきズバリドリンクをコロマルへと渡す。 コロマルは息を整えながら、浴びるようにズバリドリンクを口にした。 「アー……クゥーン……」 『聖杯戦争については理解しているな、コロマル=サン』 さながらズバリ中毒者のように、コロマルは息を吐く。 ストライダーはコロマルへと語りかける。 コロマルは頷くが、顔をしかめた。 我々にはわからないが、少なくとも、ストライダーはコロマルの顔の変化を見ぬいた。 『願いはあるか?』 「……」 『なければ、良い。帰巣本能が揺さぶられているのならば、帰巣しよう』 「クゥーン……」 『私はニンジャアニマル、超常の犬。この力を持って、マスターの願いに尽力する。 帰ろう、『家』へと』 家。 その言葉に、コロマルは揺れた。 仲間が待っている。 家族と呼べるかはわからないが、大事な仲間だ。 「オンッ!」 短く吠えた。 ストライダーは、笑った。 【クラス】 アサシン 【真名】 ストライダー(タロウイチ)@ニンジャスレイヤー 【パラメーター】 筋力C 耐久D 敏捷A+ 魔力E 幸運C 宝具- 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断:B- サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 縮地:B 瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武術、武道が追い求める歩法の極み。 単純な素早さではなく、歩法、体捌き、呼吸、死角など幾多の現象が絡み合って完成する。 つまりは、カラテだ。 気配察知:B+ 周囲の気配を察知する超感覚、同ランクまでの気配遮断を無効化する。 犬のニンジャアニマルであるストライダーは高い気配察知スキルを所持している。 仕切り直し:C 戦闘から離脱する能力、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。 一度は敗北した状態から復讐を成し遂げたストライダーは仕切り直しのスキルを持つ。 【宝具】 『猿神退治(ストライダー)』 ランク:- 種別:- レンジ:- 最大捕捉:- ストライダーに憑依したニンジャアニマルのソウルであり、厳密には宝具ではない。 憑依したニンジャアニマルとしての意識はすでに消滅している。 ストライダーはこの宝具によって超犬的な身体能力を所持している。 また、世界各地に残る『猿神退治』の逸話によって、邪悪なモンキーのニンジャに対して強いアドバンテージを得る。 【weapon】 己の牙と爪を武器にして戦う。 また、ニンジャソウルの昂ぶりによって、マフラーめいた襤褸布を生成する。 【人物背景】 ニンジャに飼い主を殺されたシバ犬、タロウイチ。 彼自身も死の淵にあったその時、謎のニンジャソウルが憑依。 一命を取り留めたタロウイチは『ストライダー』、動物であるニンジャのニンジャアニマルとなり。 復讐の戦いに身を投じる。 近未来都市『ネオサイタマ』を舞台に、ストライダーvsニンジャの死闘が始まった。 【マスター】 コロマル@Persona3 【マスターとしての願い】 なし、高い察知能力と知性を持つがために紅い月を発見してしまい、半ば強引に参加させられた。 【weapon】 首輪が『ペルソナ』と呼ばれる実体を持つ超能力を発動させるためのキーとなっている。 また、苦無を口に加え、相手を切り刻む。 【能力・技能】 ペルソナ召喚 召喚器である首輪によって普遍的無意識、あるいはコトダマ空間に眠る己、『ケルベロス』を呼び寄せる。 ケルベロスは炎や呪いの呪文を唱えることが出来る。 【犬物背景】 長鳴神社の神主の愛犬、柴犬のアルビノ。 アルビノであるため、生後間もない頃は体が弱かったらしい。 漢字表記では「虎狼丸」という、ものすごく強暴そうな字が当てられている。 というのも、虎狼丸という名前は飼い主である神主の「せめて名前だけは強くあってほしい」という思いからつけられたものだとか。 義理堅く男らしい性格、忠犬を絵に描いたようなキャラクター。 一時期の自分と似た境遇のノラ犬に対して自分のエサを持ってくるといった、他の犬に対しても面倒見のいい一面も。 【方針】 帰宅する。
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/39.html
ぐつぐつと、シチューが煮えていた。 鍋から漂ってくる濃厚な香りは、並外れて敏感な嗅覚を刺激する。 より正確には、肉の臭いなのだが。 「それで、Mrs.リョーコ。方針は決まりましたかな?」 鍋を掻き回しながら、サーヴァント…アサシンは、マスターへと問いかける。彼女は静かに、頭を降った。 それを見たアサシンは、対して落胆したような風もなく…… 「大丈夫ですよ。悩み、選択するのは貴女のように今を生きるものの特権。せめてシチューが煮え上がるまでの合間くらいは、存分に悩みなさい。Mrs.リョーコ」 彼はそうしている合間にも、作業の手を止めなかった。 アサシンのマスター……笛口リョーコは喰鬼である。彼らは人肉のみを食料とする、社会からは排除される化物。 だが、リョーコは人を直接に狩ったことはない。 それは、笛口リョーコという女性が、人食いの種族とは思えないほど、争いを好まない、比較的穏やかな性格をしているからだ。 それは美徳と言えるかもしれないが、優柔不断とも取れる。 聖杯戦争、彼女はこの争いで、他者を殺めることに躊躇していた。 つまりーー踏ん切りがつかないのだ。 「焦る必要はないのですよ。貴女も混乱しているでしょうし、落ち着いて考えてください」 煮えきらない態度のマスターに、アサシンは、紳士的な態度で対処してくれた。 「こうした方が落ち着くでしょうから」と、こうして食事を用意してくれてもいた。 もっとも、喰鬼であるリョーコは食べられないのだが。 「…………」 叶えたい願いはないのか?それは違う。 聖杯への願いは、確かにあった。 冬木にやってくる前に、リョーコは死んだ。いや、殺された。 CGO……喰鬼対策局の鳩に、駆除されたのだ。 幸いにも娘…雛美だけは逃がせたが、夫も殺され、ひとり残されたあの子を思うと不安に駆り立てられる。 もしも、もしもまた、夫と雛美、家族三人で暮らせるのなら…… 「アサシンさん」 「何ですかな?」 仕込みが終わったのか、シチューを皿に盛り付けていたアサシンが聞き返す。人を安心させるような微笑みを浮かべていた彼だったが、リョーコの真剣な表情を見て気を引きしめたのか、真顔になる。 そんな彼に、笛口リョーコは、彼の目を見て、はっきりと告げた。 「私は……聖杯が、欲しいです。 …協力、してください」 無言で続きを促すアサシンに、リョーコは時分の胸の内を正直に話した。彼女が秘匿するべき喰鬼のことも含めて、この冬木にマスターとして召喚される前の、すべてを。 「家族とまた一緒に居られるのなら… 私は、私はーー」 アサシンはそっと、彼女を制した。その痩せぎすの顔に柔らかな微笑みを浮かべ、彼が発したのは肯定だった。 「大丈夫ですよ。こうして私のような者が、かの聖杯に招かれたのも何かの縁です。勿論、つつしんで協力させていただきますよ。えぇ」 その言葉に、ホッとしたように胸を撫で下ろした彼女に、しかしアサシンは付け加えるようにこう告げた。 「ところで、私が貴女のために協力するのは構わないのですが、あれです、投下交換……という言い方は風情がないですが、ちょっとしたお願いがありまして、いやなに、そんな難しいことではございません。ちょっとした、本当に簡単にできることですのでご安心を」 彼が懐から取り出した物を見て、リョーコは顔色を変えた。 それは半分に切られ釘の打ち込まれたベルトだった。 それを彼女の手に押し付けると、彼は何時もと換わらずにこやかに申し出た。 「これで私の尻を殴ってください。全力で」 意味がわからなかった。 「……は?」 呆然とするマスターを放置しつつ、「すみません。説明が足りなかったですね」と謝罪しつつ、アサシンは話を続ける。 「家族と共に過ごしたい? えぇ、素晴らしい願いですね。では私の願いは世界平和なんてどうでしょう。…いや、そんなことは置いておきましょう。些細なことです。 大事なのは、私は人に叩かれるのが好きだ。ということです。鞭や板が私の尻を叩くのが快感なのです。 サーヴァント……というのは、奴隷。という意味も込められています。つまり、貴女のサーヴァントである私は貴女の奴隷ということ。 つまり奴隷の躾はリョーコ、貴女の義務であり、つまり私を満たすのは貴女でなくてはならやいのです」 説明を聞いても良くわからなかった。 「さぁ!! 叩いてください! Mrs.リョーコ!!私を満たすのです!さぁ!!」 そこには、未亡人に尻をつき出す老紳士というシュールな光景が繰り広げられていた。 (……帰りたい) 笛口リョーコという喰鬼は、切に願うのだった。 【クラス】 アサシン 【真名】 アルバート・フィッシュ 【原典】 史実 【パラメーター】 筋力C+ 耐久B+ 敏捷C+ 魔力C 幸運C 宝具B 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは困難。 【保有スキル】 精神汚染:A(EX) 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。 アルバートが紳士という自分を偽っている限り、意思疏通は成立するように見える。……ときおり本性が覗くだろうが。 平時ですら最高ランクの精神汚染は、満月の夜に評価規格外へと至る。 マゾヒスト:B 欲望に身を任せることで痛みによる恐慌や畏怖を無効化するが、 戦闘中の状況判断に悪影響を及ぼす。 このランクであれば、ダメージを受けるごとに一部パラメーターが上昇していく。 サディスト:B 欲望に身を任せることで、こちらが攻撃している間、 他者からの干渉を高確率で無効化する。 拷問技術:B 卓越した拷問技術。 拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。 彼は、ありふれた道具を用いたオーソドックスな拷問を極めている 【宝具】 『満月の日に狂え、殺人鬼よ(ムーン・マニアック)』 ランクB 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:― アルバート・フィッシュが得た異名「満月の狂人」を基として具現化された宝具。 満月の日にのみ発動できる宝具で、発動後のアサシンは、バーサーカーのAランク『狂化』に匹敵するほどの高い戦闘力ボーナスを獲得出来る。 ただし、一度この状態に至ったアサシンは『精神汚染』スキルがEX(評価規格外)までランクアップし、普段の紳士的な態度をかなぐり捨てて快楽を貪ろうとするため、マスターの制御下を離れ暴走する可能性が非常に高くなる。 場合によってはマスターすらもアサシンの加虐・被虐の対象となるため、発動は危険極まりない。 朝になれば強制解除される。 『人を貪る、喰人鬼(ミスターグレイマン)』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2 アサシンの行った食人を体現する宝具。 人間を殺し、調理し喰らうことで全パラメーターが上昇していく。 普通の人間を食らった場合、ランクを一つ上げるのに最低でも百人喰らう必要がある。 アサシンが倒したサーヴァントは消滅せず、それを調理し、喰らうことによって、喰らった相手の持つスキルや肉体に依存する宝具を使用することが出来る。 得られるスキルや宝具は相手の耐久が低ければ低いほど多くなる 【weapon】 『食人鬼の調理鞭』 アサシンが制作・使用した半分に切られ釘の打ち込まれたベルト。 アサシンは子供の肉を柔らかくするために、これで子供たちを鞭打ちにした。 アサシンはこの鞭を『地獄の器具』と呼んでいる。 相手が、これによりダメージを受けると耐久のパラメーターがダウンする 【外見】 シルクハットを被ったちょび髭。 【人物背景】 アメリカの連続殺人者、食人者。 「満月の狂人」、「グレイマン」、「ブルックリンの吸血鬼」などの異名で知られている。 正確な数字は明らかではないが、多数の児童を暴行して殺害(1910年から1934年までに400人を殺したと自供) 肉を食べる目的で殺害された児童もいる 。また、成人も殺害しているとされる。なお、「満月の狂人」という異名は、犯行が満月の日に行われたことが多かったことに因む。 アメリカ犯罪史上最悪の殺人鬼と呼ばれている。 彼はマゾヒスト、サディスト、ペドフェリア、糞性愛、尿性愛など数多のフェティシズムを患っていた。 幼少の頃より鞭で叩かれることを喜び、その最中に勃起した。 自らの子供に尻を叩かせ、射精を見せつける。 自慰行為で、自らの陰茎に29もの針を突き刺した。 また、彼はライターオイルをしみこませた綿球を自身の直腸に入れて火をつけ、身体の内部が焼けるような感覚に酔いしれたと言う。 この頃に、貧しい黒人を殺しはじめ遺体を食らい、尿や血液、排泄物までを食べたという。 彼が逮捕された事件では、気のいい老人を演じて少女やその両親を信頼させ 、 誕生パーティに連れて行くという名目で誘拐し殺人、シチューにして食べたのである。 彼は食べた少女のシチューを「うまかった」と語っている。 彼は死刑執行人により電気椅子に皮ひもで固定されている際にも、 電気処刑の執行を「一生に一度しか味わえない、最高のスリル」、「わくわくしますよまだ試したことがないですから」と言って、喜んでいたという。 【サーヴァントとしての願い】 サーヴァントとしてリョーコに従う ……従うことで、快楽が満たされるのならば、だが 【マスター】 笛口リョーコ@東京喰鬼 【能力・技能】 喰鬼。赫子は甲赫。 【人物背景】 笛口雛実の母親である喰種。 夫の笛口アサキはCCGに殺害された。 自分で人を殺すことができないため、あんていくから食料を分けてもらっていた。 【マスターとしての願い】 家族に会いたい
https://w.atwiki.jp/acbh/pages/56.html
SEQUENCE 5 『銀行家』 - 150x年xx月・ローマ ◆Memory-1 「借金地獄からの脱出」 カンピドリオでトローケ議員に会い、銀行家の居場所を突き止めるカンビドリオでトローケ議員を探す ポルジア兵から議員を守る 議員を守る フル・シンクロ条件 - 議員を護衛中見つからないこと 目的地まで行き議員を見つけ、ムービー後、議員を襲っている敵3人を倒す 議員自宅が目的地で2つの地点を経由して議員を連れて行く。議員は地上しか移動できない。群衆や娼婦に紛れるとエツィオは発見されないが議員は見つかるので紛れるのはお勧めしない。議員が見つかってもエツィオが見つからなければフルシンクロは維持可能。 移動ルートで立ち止まっている兵は、弟子を呼ぶ・煙幕を使って殲滅といった手段が安全。矢の嵐はかなりの確率で感知されるのでおすすめしない。娼婦を使って注意をそらせる場所もあるので利用する。巡回兵はタイミングしだいで避けることが可能 ◆Memory-2 「金のゆくえ」 借金を返しに行く議員の後をつける議員の会話を盗聴 金の箱をもつ男をつける パンテオンの屋根に侵入 見つからずに番兵を倒す フル・シンクロ条件 - 移動中、地面に降りず察知されない このメモリーにアクセスするには3000fの金が必要。 最初の目的地から男がパンテオンの入り口に入るのを見るまで屋根を伝って追跡する。途中屋根に敵がいるのでボウガンか銃で排除すると安全。 パンテオンの屋根に行くときからは地上に降りてもフルシンクロは維持。パンテオンの入り口の反対側から隣の家屋を利用して上れる パンテオンの屋根についたらへりから降りて、最初の出っ張りまで降りたら暗殺ボタンが表示されるまで横移動してエアアサシンで倒す。利用可能な弟子がいるのであれば弟子を使って暗殺してしまうのが最も安全 ◆Memory-3 「郷に入っては」 金の箱を持つ番兵に化け、他の兵を先導し、気付かれることなく銀行家のところまで行く。正しいルートは、番兵達の反応から推察する気取られずに箱を運ぶ 兵を先導し続ける フル・シンクロ条件 - 3分以内に目的地に着く 人にぶつかると箱を落としてしまうが、箱を拾えば問題ない 間違った道を行くとシンクロ率が落ちたりや番兵の発言が疑い深くなる。またタカの目を使えば、エツィオの色が金と青色なら正解ルートで、赤色が強いと間違ったルートになる。青と赤色の状態は中間状態 3分以内に行くならダッシュをある程度使わないと厳しい。ルートは下の補足参照 ◆Memory-4 「出入り」 金の後を追い銀行家のところへ行き暗殺して逃走する宴の中を通過して箱を追う 金の運び役が変わった新しい運び役を追う 気付かれずに銀行家を暗殺する フル・シンクロ条件 - 気付かれずに銀行家をベンチから暗殺 銀行家のところまでは地上から進み、群衆に紛れ、娼婦を雇って紛れつつ敵を誘い横を通り、藁近くの敵は藁から暗殺、敵の死角の壁を上るといった手段を使う。 銀行家を見つけてから宴会会場までのあいだは群衆と娼婦を利用して道なりに進む。会場手前まで屋上経由で進んだり、壁伝いに会場へ直接行こうとすると、銀行家が動かなくなったり道を引き返して帰ってしまうなどの不具合が起きる。その先のイベントへ進まなくなるので必ず道なりに進むこと。 会場手前の敵兵がいるところは左に脇道があるのでそちらを通る。ここは屋上を進むと敵が多いので難易度は高い。 会場についたら藁の中に入って目の前の敵を暗殺。目の前の群衆から右側の群衆に移動。巡回している銀行家が目の前から遠ざかったらすぐ近くの敵に毒矢を撃ち、左側の敵に注意しつつ前方の2つのベンチの内、左のベンチへ行き座る。銀行家が目の前に来たら暗殺。 座ったベンチの右手にある舞台裏にイーグルダイブできる場所があるので、暗殺後はそこからダイブして少し移動すれば一般市民状態になる。 ◆Memory-5 「履歴書」 娼婦は無事銀行家の金を入手したが薔薇の館では他の問題も発生した ムービーのみ。恐るべしアサシンの家系。 実績 / トロフィー「不良債権処理」取得 シークエンス5・補足 >>>シークエンス6へ Sequence 5開始直後開始年月不明推定1503年(ホアン・ボルジアの没年が1503年) 新コントラクトがアンロック 鍛冶屋で新しいアイテムがアンロック 美術商で新しいアイテムがアンロック 暗殺ミッションがアンロック兵舎でパンタシレアと話す 娼婦ミッションがアンロック薔薇の館でマリアと話す メールが届く。アニムスから出てメールをチェック9/27/2012 4 05AM 9/27/2012 10 22PM Memory-1 「借金地獄からの脱出」 議員は見つかっても良いが、エツィオが見つかってはいけない議員が番兵に絡まれたら弟子を呼んで始末させる。これに限らず弟子召喚は確実に騒ぎにはなるものの、エツィオの発見扱いにならない。サブミッションに挑む時も覚えておこう。 Memory 2~4は連続ミッション Memory-3 目的地までのルートマップ Memory-4 「出入り」終了後ホアン・ボルジアの肖像画を入手 シンクロ率 100%究極ギルドチート、アンロック >>>シークエンス6へ
https://w.atwiki.jp/yugio/pages/9472.html
アサシン・ゲート(アニメ) 永続魔法 「アサシン」と名のついたモンスター以外のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。 そのモンスター1体の攻撃を無効にして破壊する。 フィールド上に「アサシン」と名のついたモンスターが存在しない場合、このカードを破壊する。 アサシン補助 モンスター破壊 攻撃無効 永続 魔法
https://w.atwiki.jp/raps/pages/50.html
手札+1,ライフ-4 あなたがコントロールするクリーチャーは二段攻撃と防衛を得る。 あなたはあなたがコントロールしているクリーチャーのパワーに等しい値のマナを支払うことで、防衛の効果を無視して攻撃に参加させる事が出来る。
https://w.atwiki.jp/charoncell/pages/62.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━┓ ≪クラス≫:アサシン ┣━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━┓ 【真名】:レ・グエン・ビ 【レベル】:45 【アライメント】:秩序/中庸 【性別】:男性 ┣━━━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┳━┻━━━━━┳━━━━━━━╋━━━━━━━┓ 【筋力】:E 【耐久】:C 【敏捷】:D 【魔力】:E 【幸運】:E 【宝具】:C+ ┣━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━┫ ,.. / ...............ヽ . / .′ | 、 、 ...................、 ′| | \ ∨ .................... | | | | | | ................... | | | | | | |∧ |∧ | l ヘ{ | |´⌒ 、 | , | ' | |ヘ{ {ヘ_l ヘ \ } | , / ∧ , | ∧ ァ7℡、.} }/ / / }/ / |ヘ{ .、 ′ノf}〉} , , / / , ' `ヽ| ー ' ./ / / / , ゜ _/ /イ /}/ / イ 、 / / l , /}/ イ | 丶 /' / , | / / |ヘ } .  ̄`i. U / }/ /ヘ{\ | }' 、_l / />- -< |'| /´ \ | // ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_ . /|' > ´ニニニニニニニニニ>- 、 , < ´> ´ニニニニニニニニニニニニニニニニニ.ヽ r< > ´ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ{ニ', ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【クラススキル】 ○気配遮断:D (C) サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。 自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 ただし、宝具を使用しているときはランクがワンランクアップする。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【固有スキル】 ○護国の鬼将:C+ あらかじめ地脈を確保しておくことにより、特定の範囲を"自らの守る領域"とする。 この領域内の戦闘において、司令官であるレ・グエン・ビは高い戦闘力のボーナスを獲得できる。 また領域内での対軍宝具の行使やその対処、ゲリラ戦などを行う場合にも有利な補正を得る。 自身があらかじめ作っていた領域内で戦う限り、自身のパラメータを全てランクアップさせる。(最大2ランクまで) また、このスキルは陣地作成:D++とカリスマ:Dを所有していると判定される。 ○軍略:C 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。 アンロクの戦いで数倍以上の敵の攻撃から守りきったレ・グエン・ビはかなりの軍略を持っている。 ○戦闘続行:D 瀕死の傷でも長時間の戦闘を可能とする。 首都サイゴンの陥落まで戦いきった証。本来なら高ランクを得てもおかしくないのだが… 徹底抗戦をあきらめ自害したことから、それほど高いものではなくなっている。 ○ゲリラ戦術:D 一定のゲリラ戦術を会得している。 このスキルはジャングルなど密林地帯における地形適応:Dを兼ね備えており ジャングルなどで戦う場合、任意のパラメータを1ランクあげる。 ○アンチ・コミュニスト:C 相手が共産系であれば戦闘時、ボーナスを得る。 【筋力】【耐久】【敏捷】を全てワンランク上昇させる。 生涯ベトナム共和国のために戦った彼は、共産主義者こと防衛戦においては破格の実力を誇る。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【宝具】 ○アンロクの英雄(ヒーロ・オブ・アンロク) ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:10000 最大捕捉:50000ほど かつてアンロクの激戦で戦ったものを呼び出す召喚系の宝具。 その中には、ベトナム共和国軍の精鋭であるARVNレンジャー、タスクフォースに加え B-52、AC-119スティンガー、AC-130Eスペクター、AH-1ヘリコプター、A-37などの航空支援も存在し 全部を呼び出すのは不可能なのものの、現代アサシンとしては破格レベルの宝具である。 彼は元のベトナム共和国の中でも勇敢であり、勤勉であり、指揮官として有能だったのだが… アンロクの戦いで戦ったものを呼び出す。(一度で呼べるのは多くても2桁。) この者達は、単独行動及び気配遮断をEランク相当で獲得する。 また一度破壊された場合はしばらく立てば再び再召喚できる。ただし、アメリカ由来のものはレ・グエン・ビの指示には従わない。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【触媒】 ベトコンが立てこもっていたとされるトンネルの土 どうやらたけのこはヴォー・グエン・ザップを呼ぼうと思ったらしい。 ……しかし呼び出されたのは南側の将軍であった。 ┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ 【願い】 ベトナム共和国の復興と最後まで戦い抜くこと。 …サイゴン陥落の事をずっと気にしている所以である。 【性格など】 政・官・軍とあらゆる領域で腐敗していたとされるベトナム共和国の軍人の中ではもっともまともな軍人の1人であり 勇敢であり優れた才能を持っていたとされる。アンロクの戦いで司令官のレ・バン・フンに様々な作戦を提言したのも彼である。 また、責任感や愛国心が非常に強い将官でもあった。 彼がサイゴン陥落時に自害したのも、その責任さゆえの事であり 一般に思われる腐敗し士気の低いベトナム共和国軍人とは一線を画している。 【サーヴァントとして】 基本パラメータはかなり低く、直接戦闘に適しているスキルも殆どないため正面戦闘は論外である。 その本質は宝具を生かした消耗戦であり、戦闘続行や宝具や霊格の低さも相まって継戦能力の高さがウリである。 ……ゆえに基本的に正面戦闘を最終的に強いらされるカロンセルで活かせるサーヴァントではなく 地上の特に聖杯大戦に向いているサーヴァントと言えよう。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/27.html
ジナコ=カリギリ・アサシン ◆holyBRftF6 街外れにある一軒家。街外れにあるとは言っても決して幽霊屋敷などではない、ごく普通の一軒家だ。 しかし、人が出入りする様子がない、という点では幽霊屋敷と共通している。 「ジナコさんは今日も仕事休むッスよ~。ボクが仕事する必要なんて無いッスからね~」 なぜなら。その家に住むのは、引きこもりだったからである。 ジナコ=カリギリ29歳。月海原学園の補欠教員。だが学校には行かない。仕事したくないから。 「だいたい、なんでボクが働く必要があるッスか。エリートニートのジナコさんは働く必要ないッスよ」 誰も聞いていないのに、布団の中でネットサーフィンをしながらジナコは呟く。 彼女にとって、働かないのなんて今更な話だ。 15年間に両親を失って。 その遺産で一生暮らせるだけの財産を得て。 進学も就職もせず、苦労のない勝ち組エリートニート生活を続けてきた。 ――15年間も、この生活が続いてしまった。 「……あれ? ボク……ニート、ッスよね」 ぐるぐると頭が回り始めるのを、ジナコは感じた。それは、ここ数日で何度も感じたもの。 似たような感覚を、彼女は知っている。自分の将来について考える時だ。 こんな人生でいいのかと悩むたびに、ジナコの頭にはもやがかかったようになって、それに耐えられず寝てしまう。 だけどいつものそれとはどこか違う、とジナコは思う。 だって最近の自分の頭の中は、いつももやがかかっているのだから。まるで、何を隠すように。 「なんで、アタシが教師になんて…………」 ジナコの頭の中が撹拌されていく。 自分が学校で仕事なんて、できるはずがない。 学校にすらまともに行けなかった自分が、生徒達を見るのは怖い。 学校の中で目覚めていたら、きっとどこか誰も来ない場所で引きこもっていた。 ――じゃあなんで、アタシは学校の補欠教員になれたの? 社会に出て面倒な付き合いにがんじがらめにされて。 うるさい年下の連中のわがままに付き合わされて。 そんな、つまらなくて……自分が失った可能性。自分じゃきっと怖くて耐えられない仕事。 次々にジナコの頭に湧き出てくる何か。 それは本当に水のごとく沸いてきて……とうとう、口という蓋から溢れだしていた。 「せいはい……せんそうの、よせん」 知らず知らずのうちに、そんな言葉が口から漏れていた。 それは、堤防の決壊が始まる予兆だったのか。 頭の中にかかっていたもやは急速に晴れていき、中に隠されていた何かが次々にジナコの記憶に入り込んでくる。 「なに、これ……知ってる……! でも、知らない……!?」 思わず布団を跳ね除けて、頭を押さえる。けれど、もやという抑えが無くなった以上既に手遅れだ。 ジナコは自分を思い出し、聖杯戦争を記憶させられていく―――― なんでも願いが叶う木片。 そんな内容の怪しいダイレクトメールが送られてきたのは、つい最近のことだった。 バカバカしい、とジナコは思った。きっとよくあるスパムだ。むしろ、なんで迷惑メール扱いされなかったのか。 ちゃんと仕分けしろッス、などと思いつつ……なぜかそれが、気になって仕方がなかった。 そのメールにはこうもあったのだ。 この木片を得るだけでは願いが叶いません。生死を懸けて戦って、それに勝ち残ることではじめて願いが叶うのだ、と。 スパムじゃなくて新手のゲームの誘いッスか? と突っ込んだものの、ジナコはなんとなく直感した。 本当に死ぬのかもしれない。 ジナコにとって死は絶対で、身近で、突然で、恐ろしいもので……だからこそ、このメールに説得力を感じた。 願いも叶うのかもしれない。 興味半分、本気少しでその木片を購入して、送られてきた木片に願った。人生をやり直させてください、と。 そして―― 「痛っ……!?」 痛みに、ジナコは意識を引き戻された。 思わず見た手の甲には、何か文様のようなものが浮かんできている。 彼女はそれをもう知っている。いや、知っている事にされた。 「令呪……れいじゅ?」 反芻するように言葉を繰り返す。 令呪。サーヴァントへの絶対命令権。これが無ければ死ぬ。 いつの間にか頭の中にある知識に、ジナコは薄気味悪さを感じた。 「…………用件を聞こうか……」 「ひっ!?」 だから、いつの間にか立っていた男の存在にも気付かなかった。 声のする方を見上げたジナコは、思わず悲鳴を漏らしていた。 そこにいたのは、恐ろしい男だ。 スーツを着ていても分かるくらい、筋肉質の屈強な男。贅肉だらけのジナコとは比較するだけでも失礼だ。 だけど、ジナコにとって恐ろしいのはそんなことではなかった。 その男は、死を纏っていた。理屈ではわからないが、そう感じた。 まるで、死が人間の体を得て迫ってきたような錯覚。 この男に狙われたら、きっと死ぬ。一度逃げられても最終的には死ぬ。 ジナコは今更になって自分が臆病なことを思い出し、戦意を早くも喪失していた。 「あ、あんた、だ、れ」 「…………サーヴァント・アサシン。 マスター 依頼人で間違いないな?」 男は怯えるジナコを笑うことも、気遣うこともしない。 かろうじて絞り出した問いに、平坦な答えだけを返す。 サーヴァント、その言葉にジナコの知っているものの知らない知識が反応した。 聖杯戦争を勝ち抜くために必要な存在。マスターはサーヴァントと契約し、サーヴァントはマスターに従う。 自分がサーヴァントを失ったら負け。 逆にサーヴァントを使ってサーヴァントやマスターを全て倒せば優勝。 そして、目の前の男がジナコのサーヴァントだと言うなら。 「アタシを守ってくれる、ってコト……?」 布団の上に座り込んだまま、ジナコはその相手を見上げる。 まるで銃弾そのもののような死を感じさせる男。それが自分のボディガードと思うと、途端に頼もしく思えてくる。 ……しかし。 「どうやら、俺の仕事ではなかったようだ……」 「ちょ、ちょっと!?」 ゆっくりと目を閉じるアサシン。その顔は無表情ながら、「話はこれまでだ」と雄弁に物語っている。 ジナコは慌ててアサシンに縋り付いた。 「サ、サーヴァントなんでしょ? アタシを守ってくれるんじゃないの!?」 「………………」 答えはない。振り払うことすらなく、アサシンはジナコを見下ろすだけだ。 いったいどういうことなのか、何が悪かったのかわからないまま、ジナコは泣き叫ぶことしかできなかった。 「た、戦ってよ、敵をなんとかしてよ!?」 「…………敵を撃つということであれば、受けよう」 「へ?」 目を丸くする。 どういうわけか知らないが、いきなりアサシンはジナコに対する態度を軟化させた。 もっとも分からなくとも当然だろう。これは生前から続くアサシンの「ボディガードの依頼を受けない」という流儀によるもの。 そして受けないと言っても形式上だけのこと。生前にこの形式で依頼を受けた際、タクラマカン砂漠で動けなくなっていた護衛対象の元へラクダを連れて現れ、助けたこともある。 アサシンを知らぬ者には理解できぬ拘りであった。 とはいえ、アサシンのほうも生前とはケースが異なることは承知している。 そのため、英霊――もっともこのアサシンは反英霊に近いが――となった彼は召喚者との接し方を多少変えていた。 「ただし、俺と契約するならばいくつかのルールを守ってもらうことになる……」 「ル、ルール? 聖杯戦争の?」 「聖杯戦争のルールではない…… サーヴァントとしての俺に依頼する際のルールだ」 その一つが、ルールの事前説明である。 「まず、俺との契約は極力隠してもらう…… マスター 依頼人であることは令呪がある以上露見するだろうが、それでも俺は必要だと思った時以外表には出ない。 お前も俺について探るな」 「えぇーっと……?」 「聖杯戦争は、俺にとっても未知の領域だ…… 隠れながら戦うほうが都合がいい……」 もしかしてあんた弱いッスか!?と煽りスキルを発揮しそうになったが、口には出さない。 アサシンが纏う威圧感は、とてもじゃないが弱いとは思えない。少なくともジナコよりは絶対に強い。 「次に……俺が実体化している時は後ろに立つな」 「は? なんで?」 「殴る癖がある」 「ちょ」 思わずツッコミが口から漏れた。ジナコがこの男に殴られたら死ぬ。絶対に死ぬ。 癖でうっかり殺されるなど、迷惑などというレベルではない。 「そして、俺はどんな理由だろうと裏切りを許さない…… この場合、その代価は命で払ってもらう」 今度はツッコミどころか息すら漏らせず、ぶんぶんと頭を縦に振ることしかできなかった。 ネット上の殺害予告などとは違う本物の「殺意」。殺すと決めたからには確実に殺すという意志が、男の全身から溢れていた。 「最後に、俺達が聖杯を得た場合…… 聖杯の力で俺に関する記憶をお前の頭から消す事になる」 「? せっかく勝ち残ったのに忘れろってこと?」 「依頼人であろうと……やり方を覚えられたくはない」 ジナコには理解できなかった。 わざわざ助けに来て、命を張って優勝という栄誉を得て、それを忘れろ、などと言うのだ。 このアサシンは何のために自分の身を危険に晒すのだろうか? ジナコには不思議でしょうがない。 「どうせ、殺し合いの記憶なんて碌なものじゃないし。別にいいッスけど」 「………………わかった。 依頼を引き受けよう」 アサシンの意図がどうあれ、生き残れさえすればジナコに文句はない。 来るはずだった人生を取り戻す、なんて願いはとうに消えていた。全て忘れてここから逃げられるならそれでよかった。 ジナコが頷くのを確認すると、アサシンは姿を消した。それは今まで存在していたのが夢じゃないかと思えるほど完璧な消え方だ。 ジナコもしばらくはアサシンや聖杯戦争について……自分の今後について考え込んでいたが、いつものように頭にもやがかかってきた。 「……アタシには何もできないよ」 また布団を被る。 ジナコには何も出来ない。こことは違う時間、違う世界でインドの大英雄と契約した彼女もそうだった。 死ぬのは怖い。でも三十路近い無力なニートには、閉じこもって、引きこもって、現実から逃げることしかできないのだ。 ■ ■ アサシンは屋根に上がり、ジナコが篭もる建物からどう狙撃するべきか、どう狙撃されるかを調べていた。 幸いにして、ジナコがいる建物の周辺はそれなりに守りやすい地形である。 ここならジナコが篭もっている限り、軍人五十人に襲われようとも殲滅は容易だ。 「強すぎることは悪い。過信や慢心を招く…… だが、弱すぎることが問題であることは疑いようもない、な……」 相手が、ただの軍人であれば。 アサシンは直感していた。恐らく自分達は聖杯戦争において下位の――或いは最弱のペアであると。 マスターが弱いから、だけではない。ジナコの魔力供給は極めて貧弱だが、アサシンはほとんど魔力を必要としないので問題ない。アサシンの能力は、もともと人間の域を出ないのだから。 サーヴァントは基本的に生前より弱体化している場合が多いが、強化される場合もある。このアサシンもそれだ。食事や睡眠は不要になり、弾は魔力がある限り生前の精度のままで無限に使用可能。生前にどれだけ気を遣っていたかを考えれば、これらの苦労が無くなったのは相当な強化と言える。 だが、それでも自分は弱い英霊だとアサシンは確信している。生前のアサシンは超能力者や常人離れした身体能力を持つ相手を狙ったことがある。それらの相手には射撃を避けられ、苦戦を強いられた。 そして、今回の戦場はそういった輩が跋扈する聖杯戦争である。セイバーやランサーなら、本人は愚かマスターを狙う銃弾すら容易く切り払うだろう。何より。 「最大の問題は、マスターを殺されても活動できるアーチャーのクラス…… どれほどの射程距離を持つのかも気になる……」 得物であるM16を見つめながら、恐らく存在するであろう他の狙撃手について考える。 生前のアーチャーの最長狙撃は5000メートルだ。しかし、これは「撃った」というよりは「運んだ」と言えるものであり、よほどいい条件が揃わなければマスター相手ですら通用するか疑わしい。M16での有効射程距離となれば、いかにアサシンと言えど半分以下となる。 もちろんこれでも破格の距離だが、「アーチャー」ならばこれ以上の射程距離を誇る射手もいるであろう。宝具ですらない単なるM16と英霊が持つ宝具では、歴然とした性能差がある。 そう、M16は宝具ではない。 アサシンの宝具はその生き様を具現化した「13番目の男」。これはアサシンに狙われた相手はマスターの敵意・殺意に応じて耐久・幸運及び防御系スキルがランクダウンするというもの。「彼に狙われた相手は死ぬ」……その摂理を全ての相手に強要させる。 欠点はあくまで「当たったら死ぬ」ようになるだけという点。つまり、当てられるかどうかはアサシンの腕前次第だ。 故に聖杯戦争はアサシンにとっても未知数であり、格上に対する挑戦となる。 「………………」 アサシンは無言で街を見つめる。その様子には自分より優れた相手に挑む恐怖も、高揚もない。 超能力者にも、99%勝てないと予測されたバイオニック・ソルジャーにも最後には勝ったのだ。勝ち目が針の先ほどもないというのなら、その針の先より細い勝機を撃ち貫くために専心する。 マスター 依頼者にも不満はない。全てをアサシンに任せる、生前から依頼者はそんなものだったし、生前のアサシンも依頼者がそうすることを望んだ。 アサシンを嵌めようとした依頼者達に比べれば、ジナコはまともな部類とすら言っていい――少なくとも、今のところは。 「…………やってみよう」 だから、契約を果たす。魔力という報酬を貰う以上、受けた依頼を実行する。 それだけがアサシン――ゴルゴ13の、生前から続くレゾンデートルである。 『マスター』 ジナコ=カリギリ 『参加方法』 ムーンセルによる召還。 何者かから送られてきた木片を使用した。 『マスターの願い』 元の世界に帰れればもうなんでもいい。 『weapon』 なし。 『能力・技能』 なし。強いて言えばネットで培った煽りスキルと情報検索力。 いちおう霊子ハッカーとしての適性はあるが高くない。 『人物背景』 14歳の時に両親が突然死してから、進学も就学もせずに引きこもり生活を続けた29歳のニート。 長い間の引きこもり生活で大事な時間を失ったと感じているものの、今更変えることもできず結局引きこもり続けている。 また過去の経歴から「死」を恐れていて、誰でもいつかは必ず死ぬと考えている。 ただし普段はこういった性格を表に出すことはなく、「人生の勝ち組」「エリートニート」として生活を楽しんでいるように振舞う。 口調も普段は「ボク」「ジナコさん」と女性らしくない話し方をして年齢も偽っているが、これらはキャラ付け。 素が出ると「アタシ」になる。 本来の月の聖杯戦争においてはカルナという最高ランクのサーヴァントを引きながら、戦場に出ることができず不戦敗となった。 『方針』 何もできない。 『クラス』アサシン 『真名』ゴルゴ13 『パラメーター』 筋力D 耐久C 敏捷D 魔力E 幸運A++ 宝具D 『属性』 秩序・中庸 『クラススキル』 気配遮断:A+ 完全に気配を断ち、発見することは不可能に近い。 このアサシンの場合、射撃時にも気配遮断のランクはそれほど落ちない。 しかしその代わり、通常時になぜか発見される事がある。 『保有スキル』 千里眼:C+ 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。プラスは道具による瞬間的な向上を含めたもの。 心眼(真)及び直感との兼ね合いによっては限定的な未来視も可能とする。 心眼(真):A 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 直感:B- 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 ただし後ろに立つ相手は敵としか感じ取れない。 破壊工作:A 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。 ランクAならば、相手が進軍してくる前に六割近い兵力を戦闘不能に追い込む事も可能。 ただし、このスキルが高ければ高いほど英雄としての霊格は低下していく。 『宝具』13番目の男 ランク:D 種別:対人 レンジ:1~99 最大捕捉:1 生前、あらゆる依頼を成功させてきた逸話の具現。 アサシンの攻撃は命中判定の際に幸運及び察知・回避系スキルを、ダメージ計算の際に耐久・幸運及び防御系スキルを、マスターが対象へ抱く敵意や殺意に応じてランクダウンさせる。 この宝具は攻撃の際に必ず発動し、例えマスターの感情が誤解に基づくものであったとしても関係なく効果を発揮する。 最大効果で発揮されればAランクだろうと下限まで下げることも可能だが、そのためにはマスターの強い意志と綿密な情報提供が不可欠。 ただしマスターがアサシンと敵対することになった場合、この宝具はマスターに対する攻撃の際に最大効果で発揮される。 また相手を弱体化させるだけで自身の命中率そのものには補正を掛けることができないため、攻撃が命中するか否かはアサシン自身の腕前次第である。 『weapon』 M16、リボルバー、手榴弾、仕込みナイフなど生前のアサシンの通常装備。 英霊となったことでいずれも神秘が付与され、また魔力が続く限り弾を用意することができる。 最低限の神秘しかないため宝具などであっさり弾かれるが、少ない魔力で修復・整備できるという利点もある。 なおジナコのマスター適性が低いため、生前の依頼に応じて新たに用意した特殊な装備を取り出すことはできない。 『人物背景』 特定のルールの元、高難易度の依頼を請け負うスナイパー。 多数の人間を殺害しているが、彼の狙撃によって救われた人間も多い。また、依頼が関係ない場面でもよく騒動に巻き込まれる。 寡黙かつ冷徹な性格で一度敵と見なせば容赦しないが、恩のある相手にはどんな不利益を被ってでも援助する。 この二面性を特に強く表しているのが依頼と関係のない第三者への対応である。自分の射撃を見られた相手を殺害する一方で、任務遂行中に巻き込んだ相手に何らかの謝罪・弁償を行うこともある。 劇中では能力について高い評価を受けているが、本人は自らを「臆病」と称し成功の秘訣についても 「……10%の才能と20%の努力………そして、30%の臆病さ……残る40%は……運だろう……な……」 と述べており、自らの才能には驕っていない。鍛錬を欠かさないシーンも多数見受けられる。 射撃以外の分野でも高い能力を誇り、格闘戦でもプロボクサーを軽く圧倒する。更に習得していない技能や知識も極めて短期間で覚える学習能力を持ち合わせている。 しかし能力の限界はあくまで人間としての範疇に留まるらしく、射撃を避けるような相手には苦戦を強いられている。 『サーヴァントの願い』 依頼の完遂。聖杯はその結果として手に入る物に過ぎない。 『基本戦術、方針、運用法』 アサシンの自身の判断によって敵味方を判別し、排除。 そこに正悪という基準はなく、マスターの意志とアサシンの信条のみが全て。 戦術としては直接戦闘ではまず勝ち目が無いため、狙撃・不意打ち・破壊工作を中心に戦う。 無論、相手マスターという弱点をこのアサシンが見逃すはずはない。 表面上は敵の排除のみという依頼であるが、ジナコの身の安全も確保する。 BACK NEXT 022 宮内れんげ+アサシン 投下順 024 電人HAL&アサシン 022 宮内れんげ+アサシン 時系列順 024 電人HAL&アサシン BACK 登場キャラ NEXT 参戦 ジナコ・カリギリ&アサシン(ゴルゴ13) 036 働け
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/17.html
武智乙哉&アサシン ◆QyqHxdxfPY 「………………」 惚けた表情で、ぱちぱちと瞬きする。 ノイズのようにぼやけていた視界。 今を今であると理解出来ないような感覚。 そんな違和感は少しずつ掻き消え、鮮やかな世界を着実に認識し始める。 まず視界に入ったのは————空だ。 無数の星々が輝いており、白いお月様が見下ろしている。 あたしは人気のない路地裏の壁に寄りかかりながら座り込み、ぼんやりと宙を眺めていた。 暫しの間空を見上げた後、自らの前に立つ『誰か』に視線を向ける。 「気分はどうかな、武智乙哉くん」 正面に立つ金髪の男があたしを見下ろし、言葉を掛けてくる。 スカした高級ブランドのスーツを身に纏ったサラリーマン風の男。 歳は30くらいだろうか。 顔立ちこそ整っているものの、目を引く程の美形という訳でもない。 その出で立ちからはどこか地味な印象を感じる。 「自分が何者なのか……解るね?」 自分———————そうだ。 少し前までは『これっぽっちも思い出せなかった』。 先程も思い出したばかりで少々記憶が混乱していたが、今となってはハッキリと認識出来る様になっている。 「あたし………」 ふと、首を横へと向ける。 視界に入ったのはコンクリートの地面、建物の壁。 塵などが散乱しており、薄汚い空気を漂わせている。 視線を動かし、あたしは近くに何かが横たわっていることに気付いた。 それは全身を滅多刺しにされ、傷口から血を流している無惨な死屍。 歳は10代後半程度。まだあどけなさの残る女の子だ。 名前も、素性も、目的も、全くと言っていい程知らない。 自分と同じ『参加者』だったのか、NPCだったのかすら謎のままだ。 そんなことを思っていた後、女の子の死体の肉体は端から黒ずみ始める。 それを見た金髪の男が死体に歩み寄り、その頭を乱雑に掴んだ。 「ふむ…魂喰いは可能か。どうやらマスターの魔力不足は補えるようだな」 男が小声でぼそぼそと呟いた後————頭を掴まれた女の子の全身が黒く染まり、完全に消滅する。 そう、跡形も無く消失した。まるで不要なデータがクリック一つで削除されてしまうかの様に。 初めて目の当たりにする光景であったので少々呆気に取られてしまったが、 金髪の男がこちらへと向いてきたのですぐに落ち着きを取り戻す。 「さて、事の顛末は思い出したかい?武智くん…いや、我が『マスター』」 「…もちろん、全部思い出したよ」 私は座り込んだまま、ゆっくりと掲げる様に右腕を前へと伸ばす。 冷酷な死神の鎌のようにも、残忍な蜘蛛の牙のようにも見える奇怪な紋章———『令呪』が手の甲に浮かんでいる。 そして、令呪の刻まれた右手にしっかりと握り締められていたもの。 それは血塗れのハサミ。 紅の滴る刃が月に照らされ、鈍い輝きを魅せる。 その時、あたしはほんの少し前の出来事を追憶した。 これは、あの女の子の血。 これは、あの女の子の命の証。 ———あたしがあの娘を殺した。 予選中、記憶を失ったあたしは普通の女の子として穏やかな生活を送っていた。 月海原学園の一生徒として暮らす、学生らしい毎日。 そんなあたしも日を経るに連れ、少しずつ世界への違和感を感じ始めた。 何か大切なことを忘れているような。自分が何者なのか、抜け落ちているような。 晴れない霧の中を手探りで進んで行く中でふらりと気付いた。 あたしを、あたしとして定着させている意志を。 白い肌。細くか弱い腕。柔らかな黒髪。空みたいに蒼い瞳。 その姿は網膜に焼き付いている。本当に可愛らしい娘だった。 世界と意識のズレを感じ始めていたあたしは、その瞬間『思い出した』。 忘れていた『快楽』が、封印された記憶を解く鍵となった。 たまたま夜道で見かけた女の子を路地裏に無理矢理連れ込んで。 頬を紅潮させながら、腰のポーチに入っていたハサミで女の子を何度も何度もメッタ刺しにして。 人殺しの感触を、迸る快楽をこの手で味わうことで、自分が何者なのかを思い出したんだ。 そうして記憶を取り戻したあたしの前に、『金髪の男』————サーヴァントが現れたのだ。 「まさか他者を殺害することが記憶解放の引き金になるとはね。 フフ…君の来歴は『殺人』と深い関わりがあったのかな?」 軽口を叩くように金髪の男がごちる。 そいつを見上げるあたしの口の両端が、ゆっくりと釣り上がる。 気が付けば、あたしは笑っていた。 自分でも解る。これは、恍惚と愉悦の笑み。 「問おう。君は聖杯に何を願う?」 男の問いかけを聞き、改めて自分のことに関して追憶する。 あたしの名前は『武智 乙哉(たけち おとや)』。 世間から『21世紀の切り裂きジャック』なんてあだ名をつけられている。 殺人に性的な快楽を見出す————言わばシリアルキラー。 特に女を切り刻むことが大スキだ。気持ちよくてたまらない。 そんなあたしも一度は警察に尻尾を掴まれ、ミョウジョウ学園10年黒組のゲームに参加することでやり過ごした。 しかし、ゲームに敗北したことであたしは学園から強制退学。 そのまま警察の追い打ちに掛かり、刑務所に収監されていた。 一度は脱獄に成功したが、再び黒組の裁定者に見つかってしまったことで刑務所に逆戻り。 二度の失敗を経て、あたしは大人しく刑期が終わるのを待とうとしていた。 そんなあたしを『聖杯』とやらはマスターとして選んだらしい。 聖杯戦争のことは、記憶を取り戻した瞬間から何となく理解している。 何故あたしを選んだのか。そもそもどんな基準でマスターが選定されているのか。 そんなものは知らないし、別段興味も無い。 重要なのはあたしが此処にいるという事実だけ。 「願い…決まってるじゃん、そんなの」 自らの願いを叶えるために殺し合う世界。 そこに放り込まれたあたしが何を願うか。 そんなモノ、黒組に参加した時と同じだ。 「誰を殺そうと、何人殺そうと、どれだけ切り刻もうと、一生罪に問われない権利! あたしが生涯安全に人殺しを続けられる保険——————それがあたしの望み!」 そう、これがあたしだ。 あたしは、これでいい。 あたしにとって当然の願い。 最高の快楽、『人殺し』を自由に行える権利。 一生安全にシリアルにキラー出来る保険。 黒組で脱落した以上、そんな願いを叶えられるは最早『聖杯』しか存在しない。 だからこそ、あたしは聖杯戦争で戦う—————当然だ。 聖杯を勝ち取って、この願いを叶える。存分に、安全に、人殺しを楽しみ続ける。 あたしの願いを聞いた瞬間、男の口元が綻んだ。 「フフフ…悪くない願いじゃあないか! 少々趣向は違うようだが、やはり君は私と同じ『殺人者』のようだね。 性に合いそうなマスターを引き当てるとは幸先が良い」 どこか愉快そうな様子を見せながら男は言う。 『私と同じ殺人者』。あー、成る程。 この男の目を見てからずっと気になっていたが、そうだったか。 殺人に一切の躊躇を持たない冷徹な目をしている。 殺人が日常と化している狂人の目をしている。 人を殺さずにはいられないサガを背負っている殺人鬼の目をしている。 あたしと同じ目をしている。 ———ああ、やっぱり『同類』なんだ。それなら良かった。 「…名前、聞いてなかったよね」 そして、あたしは男に問いかける。 この男がサーヴァントであるということは既に理解している。 あたしにとっての凶器。 あたしが勝ち残るための刃。 あたしに用意された、たった一人の従者。 しかし、その『名前』を未だ知らないのだ。 暫しの沈黙の後、男が静かに口を開いた。 「私はアサシンのサーヴァント————『吉良吉影』」 吉良吉影“アサシン”が、座り込むあたしに向けて手を差し出す。 あたしが引き当てたサーヴァントは『殺人鬼』。英雄とは程遠い悪党だ。 ステータスに関しても幸運値ばかりが異常に高いが、それ以外は微妙と言わざるを得ない数値。 外れサーヴァント?————いいや、あたしにとっては当たりだ。 必要なのは敵と戦う方法じゃない。『敵を殺す方法』だ。 それに、太陽の様な栄光を掲げる英雄サマなんかよりこっちのがよっぽど性に合う。 血染めの道を共に往く相棒となれば、やはり自分に馴染める相手じゃなくっちゃあね。 同じ穴の狢である外道こそがあたしの相棒に相応しい。 ま、そういうわけだから、吉良吉影。 最後まであたしと付き合ってもらうよ? あたしは迷わず左手を伸ばす。 吉良が差し出した手を、しっかりと掴んだ。 「ところでマスター……君………滑らかで奇麗な『手』をしているじゃあないか………」 「…はい?」 「景気付けとして………ちょっと『頬ずり』……させてもらってもいいかな……?」 「え、ちょ、いきなりそんな————————ひィッ!!?」 「大丈夫……切り取ったりはしないから……フフ……ちょっとだけさ………フフフ……」 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ——————女性を刻むことに快楽を見出す殺人狂、武智乙哉。 ——————女性の美しい手に執着する連続殺人鬼、吉良吉影。 今宵、己の平穏を求める二人の殺人者が『共犯者』となる。 【マスター】 武智 乙哉(たけち おとや) 【出典】 悪魔のリドル 【参加方法】 ムーンセルによる召還。 どこかでゴフェルの木片を入手している筈なのだが自覚無し。 【マスターの願い】 どれだけ犯罪を犯しても罪に問われず、一生安心して殺人を続けられる権利を得る。 本人曰く「シリアルキラー保険」。 【weapon】 ハサミ(腰のポーチに複数本収納している) 【能力・技能】 快楽殺人者。異能の力は持たないが刃物の扱いに長ける。 身体能力・戦闘センス共に優秀であり戦闘力は暗殺者にも引けを取らない。 ただし肉体的には常人の域を越えていない。 標的を謀略によって拉致する等狡猾な一面も持つ。 【人物背景】 ミョウジョウ学園10年黒組の生徒。出席番号8番。声優は沼倉愛美。 (10年黒組は特別な時期にのみ開講されるクラス。留学生の名目で暗殺者達が集い、標的となる生徒の暗殺に成功した者に望みの報酬が与えられる) 身長は165センチ。生け花が得意でハサミを器用に操る。 一見快活で明るい性格だが、その本性は快楽殺人者であり「21世紀の切り裂きジャック」と称されるシリアルキラー。 刑事に追われて半ば逃げ込むように黒組に参加した経緯があり、希望する暗殺報酬は一生安心して殺人を続けられる「シリアルキラー保険」。 殺人にはハサミを用いており、女性を生きたまま切り刻んで殺害することを好む。 黒組のルールが伝えられた後に一番乗りで暗殺に乗り出し、植物園にて標的である一ノ瀬晴を呼び出し殺害しようと試みる。 しかし暗殺者である東兎角の妨害、晴の機転によって敗北。強制退学となり、黒組最初の脱落者となった。 脱落後は刑務所に収監されていたが、第10話にて晴に対する執着心から脱獄。 金星寮に忍び込んで晴の命を狙おうとしたところで鉢合わせた黒組生徒の英純恋子に拘束され、彼女が主催するお茶会に強制参加させられる。 兎角と純恋子の交戦中に自力で拘束を解いて純恋子の左腕を負傷させるも返り討ちに遭い、 さらに鳰に見つかって再度の退場となり、再び刑務所に収監された。 アニメ最終話では何年か後の仮釈放の日を夢見て、大人しく雑役に勤しむ姿が描かれている。 【方針】 主にアサシンを利用した闇討ちや奇襲、漁父の利狙い。 可能ならば自身が動いてマスターの暗殺を行う。 ただし魔術などの異能に関しては極力警戒。引き際は必ず見極める。 自身の魔力不足を補う為、サーヴァントに魂喰いをさせる。 余裕があったら魂喰いさせる前にNPCで遊ぶ。やるなら女性がいい。 無論、時には休息も取る。状況次第で行動や方針は臨機応変に。 【令呪】 位置は右手の甲。歪に湾曲した刃が翼の如く縦三つに並んでいる形状。 それらの刃は死神の大鎌、あるいは蜘蛛の牙の様に見える。 【クラス】 アサシン 【真名】 吉良 吉影(きら よしかげ) 【出典】 ジョジョの奇妙な冒険 【パラメーター】 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力C 幸運A 宝具B 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 気配遮断:C+ サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てばサーヴァントでも発見することは難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 保身:C 殺人者として行う自己保身の技能。 逃走や自衛において有利な補正が与えられる。 吉良の身の安全の確保を目的とするスキルである為、魔力供給源であるマスターにもある程度恩恵が与えられる。 シリアルキラー:D 人を殺さずにはいられないサガを背負った殺人鬼。 意思の疎通は可能だが、その腸には『女性の美しい手への執着心』から生じる殺人衝動を抱えている。 Dランクの精神汚染スキルと同等の効果を持つ他、生死に関係なく相手の『手』を切り取って収集・保存することが可能になる。 ただし効果を発揮するのは吉良が『美しい』と感じた手(=収集の対象と成り得る手)のみ。 吉良の精神性、異常性癖を体現した複合スキル。 隠蔽:A 自らの行動を隠蔽するスキル。 生前に自身の犯行を隠蔽し続けた経験がスキルとして昇華された。 サーヴァントとしての活動によって生じる魔力を隠蔽する。 これにより吉良は実体化中でも一般人程度の魔力しか感知されず、魔力の痕跡を残すこともない。 正体秘匿:B サーヴァントとしての素性を秘匿するスキル。 契約者以外のマスターから吉良のステータス、スキルを視認出来なくする。 「隠蔽」スキルと組み合わせることで非戦闘時にはNPCのように振る舞うことが可能。 ただし『吉良の真名を知った者』及び『吉良と交戦して生き延びた者』には効果を発揮しなくなる。 生前に殺人鬼としての正体を隠し、長年に渡り一般人として生活していた来歴を由来とする。 チャンス:A 土壇場を切り抜ける才能。 危機的状況に陥った際、類い稀なる幸運を優先的に引き寄せることが出来る。 このスキルの発動中、吉良の幸運値にプラス補正が掛かる。 【宝具】 「殺意の女王(キラークイーン)」 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~4(スタンドビジョン) 最大捕捉:1 精神の具現体。傍に立つ守護者『スタンド』。近距離パワー型に分類される。 触れたものを爆弾に変える能力を持つ。 爆弾に変えられるものに制限はないが、爆弾化出来るのは一度に一つまで。 起爆方法は「地雷のように何かが触れることで起爆する接触型の爆弾」か「スタンドの右手のスイッチで起爆する任意型の爆弾」のどちらかを指定可能。 一度爆弾の設定を決めたら爆破させるか一旦爆弾化を解除するまで変更出来ない。 爆弾化した物質に外見や構造面での変化は起きず、「爆弾」の判別は困難。 スタンドビジョンのダメージは本体にフィードバックされ、キラークイーンが破壊されれば吉良は消滅する。 「朽ち果てる心音(シアーハートアタック)」 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~99(移動可能な距離) 最大捕捉:1 キラークイーンの左手から射出される自動操縦型スタンド。 ラジコン大の戦車のような外見をしており重力を無視した走行が可能。 吉良本体や契約したマスター以外の魔力や熱源を探知して自動追跡し、対象に向けて高威力の爆炎を放つ「走る爆弾」。 単純な攻撃に対して非常に頑丈であり、吉良本体へのダメージフィードバックが皆無。 しかし状態異常魔術などへの抵抗は持たない。 宝具ではあるものの魔力の気配が殆ど無く、優れた魔力探知能力や直感スキル等がなければ察知は難しい。 ただし自動操縦であるため「標的を探知し突撃」という単純な動きしか出来ないという欠点も持つ。 この宝具を停止する為には吉良が直接回収しに行く必要がある。 スタンドは本来スタンド使いにしか視認することが出来ない。 しかし方舟においてはマスター、サーヴァントならば問題無く視認が可能。 これはアサシンの行使するスタンド自体があくまで『宝具として再現された神秘』に過ぎず、 最低限の魔力パスを持つ者ならばその存在を知覚できるからである。 【weapon】 宝具「キラークイーン」のスタンドビジョン。 格闘戦を行うことが可能。ステータスは筋力B、耐久C、敏捷C+相当。 ただし敏捷値にプラス補正がかかるのは拳によるラッシュ時のみ。 【人物背景】 1966年1月30日生まれ、S市杜王町出身のサラリーマン。 ゲーム版の声優はFate/zeroで衛宮切嗣を演じた小山力也。 仕事はそつなくこなすが上司からは使いっ走りばかり任せられており、社内でも地味な立ち位置の柔和な平社員。 しかしその正体は女性の美しい『手』に執着する連続殺人鬼でありスタンド使い。 犯行の最中には女性と会話することを好み、名前や趣味などを問いただす(ただし女性が自分勝手なことを言うのは大嫌い)。 殺害した女性の手は切り取って保管し、時に一般人に気付かれない様に『手』とデートをするなどその性癖は常軌を逸している。 スタンドによる証拠隠滅によって15年以上も殺人を犯し続けており、その被害者数は48人にも上る。 ただし争いや面倒事、目立つことを何よりも嫌うため普段は敢えて影の薄い人物として振る舞っている。 目立たず、植物のような心で平穏な人生を送るのが彼の願い。 自らの『性癖』と『平穏』が相反するものであると理解しながらも、それを乗り越えて幸福に生き延びようとしていた。 1999年に東方仗助を始めとするスタンド使いらに正体を知られ、幾度と無い攻防を繰り広げた末に敗北。 最終決戦時に駆け付けた救急車に轢かれて死亡し、かつて殺害した杉本鈴美の地縛霊によって裁かれるという末路を迎えた。 二次二次聖杯では『吉良吉影本人』の姿で参戦。 【サーヴァントの願い】 英霊の座から解放され、平穏を手に入れる。 同じ『殺人鬼』である武智乙哉のサーヴァントとして召還に応じた。 【基本戦術、方針、運用法】 基本的に暗殺者のセオリー通り不意打ちや奇襲で先手を取るのが主な戦術となる。 特に爆弾による先制攻撃は強力。その一撃で仕留められずとも、相手に手傷を負わせれば優位に戦闘を進められるだろう。 また、本体の戦闘力は低いものの宝具『キラークイーン』のビジョンは格闘戦を行うことが可能。 『シアーハートアタック』は遠距離からの自動攻撃、キラークイーンとの同時攻撃など様々な応用が出来る。 しかし自動操縦のため単純かつ大雑把な行動しか行えず、状態異常など特殊な効果を持つ魔術への耐性も持たない為、過信は禁物。 殺傷能力こそ高いが宝具の癖が強く、対人戦で力を発揮するサーヴァント。 ただし個人の武勇に優れている訳でもないので、徒党を組まれたり万全の正面対決に持ち込まれれば一気に叩き潰される危険性が高い。 身の危険が迫ったら高ランクの幸運値と保有スキルによる高い逃走能力と隠密性を活かし、早々に逃げるのが吉。 総じて能力面で扱いが難しいが、前述の通り高威力の宝具や逃亡・保身に適したスキル構成は確かな強みである。 「正体秘匿」「隠蔽」はサーヴァントとしての素性を隠すスキルであり、宝具さえ使わなければ自らをNPCと錯覚させることも可能。 特に隠蔽スキルに関しては気配遮断スキルと組み合わせることでランク以上の隠密性を発揮できる。 長所を最大限に生かし、攻め際と引き際を見極めて焦らず慎重に勝機を見出だそう。 因みに宝具込みの魔力消費に関しては『キラークイーン』のみの運用に限ればそこまで悪くない。 ただし吉良の制御を外れて自律行動を行う『シアーハートアタック』の長時間の発動はマスターに相応の負担を強いるだろう。 サーヴァントとしての燃費は控えめな部類ではあるものの、マスターが常人である為過信は禁物。 万全の状態で戦うことを考慮するのならばやはり魔力を十分に溜めておくべき。 BACK NEXT 024 電人HAL&アサシン 投下順 026 美遊・エーデルフェルト&バーサーカー(2) 024 電人HAL&アサシン 時系列順 026 美遊・エーデルフェルト&バーサーカー(2) BACK 登場キャラ NEXT 参戦 武智乙哉&アサシン(吉良吉影) 033 新しい朝が来た、戦争の朝だ